公演の視聴を呼びかける(左から)吉田真吾さん、小早川誌乃さん、松田康士郎さん

関西大学応援団吹奏楽部が12月6日、大阪市のザ・シンフォニーホールで開催する「クリスマスコンサート」と「第59回定期演奏会」を、大手プレイガイド・イープラスのライブストリーミングサービス「Streaming+(ストリーミングプラス)」で配信する。

同部は毎年年末に、同ホールで集大成となる演奏会を開催。昨年は1700人を集客した。新型コロナウイルスの第3波到来で、関西大学は部員や保護者、関係者以外を集客するイベントを禁止。学内団体一番乗りとなる大規模な有料生配信に踏み切った。

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部長の松田康士郎さん(22=環境都市工4)は「初めての人でも楽しんでいただけて、吹奏楽ってかっこいいなと思ってもらえる内容になっている。1年間の思いが詰まった公演」と、部員92人の思いを代弁。オンライン配信でも、情熱は変わらないとした。

午後3時からの「クリスマス―」では、吹奏楽による「ドラゴンクエスト」「スーパーマリオ」など、誰でも一度は聴いたことがある曲を中心にしたプログラム。午後7時からの定期演奏会では、シンフォニックジャズに特化し、ドキュメント映像なども流される。1公演約70分。同部が1日2公演に臨むのは初挑戦だ。

視聴チケットは1000円の「レギュラーチケット」と部の応援、日本ユニセフ協会への寄付を兼ねた5000円の「応援チケット」、同部の楽器購入資金となる10000円の「プレミアム応援チケット」の3種類が用意された。ストリーミング配信は、アーカイブでも1週間視聴できる。

吹奏楽部は、今年2月の「シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト」と「関西アンサンブルコンテスト」で金賞を受賞。アンサンブルコンテストでは21年ぶりに全国大会出場が決まっていたが、コロナ禍で無念の中止になった。

恒例のスプリングコンサート開催も断念。大学スポーツの応援も限られたが、ステイホームの時期もリモートで練習を続けた。部員ひとりひとりが、腕を磨いたと松田さんは胸を張る。「勢いがある。(春先の)コロナを乗り越えられたというモチベーションもある」。吉田真吾さん(21=社3)は「活動できることがうれしい。熱い音楽を届けたい」とトーンを上げた。

1年間の集大成舞台。4年生部員のラスト公演にもなる。小早川詩乃さん(19=法2)は「同じメンバーで演奏できるのは最後。その年ならでは、今年ならではの関大サウンドを聴いてほしい」と意気込む。

10月には、吹田市の万博記念公園で行われた「大阪文化芸術フェス」でシンガー・ソングライターの矢井田瞳さん(42=01年文卒)ともコラボした。吹奏楽部にとって、激動すぎた2020年。ストリーミング配信を通じて、最高の演奏で締めくくる。

クリスマスコンサート→http://eplus.jp/kusb-xmas-st/

定期演奏会→ http://eplus.jp/kusb-12-st/

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