関西大学は19日までに、10月15~18日にかけて、新たに関大生10人の新型コロナウイルス感染が確認されたとし、吹田保健所からクラスター(感染者集団)が発生したと判定されたことを明らかにした。
大阪府は18日、関大生1人のコロナ陽性を確認。同日までに7人の感染を発表しており、8人を関西大学で発生したクラスターによる感染者とみている。関連して奈良県でも17日、関大生2人の感染を確認している。
大学の発表などによると、10人は課外活動などを通じて感染した可能性が高く、12~15日のいずれかにキャンパスへの入構が確認されている。同保健所などと連携して濃厚接触者の確認を進めており、感染が広がっているとみられる団体を約1週間の活動停止にした。
感染拡大を防ぐ予防措置として、一部の学部・学科に在籍する学生に念のため自宅待機するよう通知した。対象の学生は24日まで出席停止措置とし、キャンパスでの対面授業を中止。遠隔授業に切り替えた。
ブームスポーツの取材によると、19日までに理工系3学部(システム理工、環境都市工、化学生命工)の一部学生約1300人に、学内インフォメーションシステムの個人伝言を通じて出席停止が伝えられている。
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