関大生の保護者会・関西大学教育後援会は7月1日、新入生の友達づくりを支援する学内の掲示板サイト「触れずにフレンズ」を開設した。新入生同士の交流を促す「5ちゃんねる」風の関大生限定掲示板サイトで、利用対象は7000人。
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入学時に付与された個人IDによる本人認証が必要で、掲示板は出身地や学部、趣味などのカテゴリー別に分かれている。実名での書き込みのほかスレッドも立てることができ、利用者を関大生とサポート役の教職員・学生に限定することで「荒らし」も排除する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、関西大学は春学期の授業がオンライン授業に。他の新入生とリアルな場で対面することがない現状に、関西大学教育後援会には「子どもに大学の友達ができない」との親からの不安の声が多く寄せられていたという。
学生の友達づくりを大学が積極的に支援するのは異例だが、コロナ禍でイレギュラーな学生生活が続く。同後援会幹事長の川畑一成さん(61=81年法卒)は「誰も友達がいなくて、キャンパスでポツンとしている新入生をひとりも出したくない」と、大学の各部署の協力を得ながら約1カ月でサイトを立ち上げた。
当面は1回生の利用に限定されるが、ゆくゆくは関大生·卒業生も合わせた交流サイトにしたい考えだ。早くも〝触れフレ〟と略されている「触れずにフレンズ」。川畑さんはネーミングにその意図はなかったとしながらも「対面型授業が本格化する9月に、キャンパスで会おうよ!という友達を作って欲しい」と、関大生の友達づくりをフレフレと応援する。
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