新型コロナウイルス感染拡大を受けた関西大学のインターネット授業開始を受け、関大生の有志が20日までに、オンライン署名収集サイト「Change.org」を利用し、関西大学に学費の一部免除などを求める署名活動を開始した。
【徳山さんらの署名収集サイト】関西大学へ学費の一部免除を求めます！
発起人のひとりで、社会安全学部４回生の徳山湧人（ゆうと）さん（22）は、キャンパスの施設が利用できず、インターネットを利用した授業で通信費やパソコンなどの準備に費用がかさむとして「施設などが使えないのに、学費が通常通りなのはどうなのか」と思い活動を始めた。
大学と対立するのではなく、集まった署名をもとに教授や大学職員の賛同を得ながら、国の支援を働きかけたいとしている。20日午後7時時点で、関大生や保護者など400人を超える署名が集まっている。
徳山さんは「コロナウイルスの影響で例年通りの授業が行われない、施設の利用ができないにもかかわらず、通常通りの学費を納めなければならないことに疑問を感じていました。この署名活動によって、少しでも学生とその家族の負担を減らせたらと思っています」と、署名への協力を訴えている。
ブームスポーツ編集局が4月11日から13日にかけてツイッターの投票機能を利用して行った調査には4440人が投票。関西大学のオンライン授業導入で「授業料を下げるべき」と考えた人は59％。「施設使用料、実習費などを下げるべき」は28％で、何らかの学費を減免するべきと考えた人が87％にのぼった。
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