「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日・大阪府門真市東和薬品ラクタブドーム)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、大会5連覇がかかる宮原知子さん(20=文2)が76.76点で首位発進した。関西大学KFSCの紀平梨花さん(16)は68.75点で5位。女子フリーは23日に行われる。女子SP終了後囲み会見での、宮原知子さんとの一問一答は次の通り。【村岡すみれ】
◇ ◇
-きょうの演技は
「ずっと緊張している感じだったので、いまも足が緊張している状態。ちょっと、あっという間に気づいたら終わってしまったという感じです」
-場内のスタンディングオベーションがすごかった
「やっと全日本に来て、いいショートが…練習からもちょっと失敗があったりしてたので、本番でいいショートができて、きょうは安心しました」
-自分がやることをやれば順位も点数もついてくると話していた
「そうですね。もっといいジャンプが跳べたらなって少し思うところもあったんですけど、でも、今できることはしっかりできたんじゃないかと思います」
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-GPファイナルでの悔しい思いは取り返したんじゃないですか?
「まだフリーが終わるまで試合は終わっていない。まだ盛り返せたとは思ってないです」
-ここをもう少し…という部分があれば教えてください
「少し自分の中で、緊張しながら滑っているというのがあったので、もっと伸び伸びできたらなというのがあったんですけど、でも大きなミスはなかったので、とりあえずきょうは良かったなという感じです」
-5連覇を目指す大会、そして関西で滑る大会というのはいかがですか
「きょうに関しては自分のやってきたことを少しでもしっかり見せれたのかなと思って、次のフリーでも、しっかり自分の演技をして、応援しているすべての方々に自分の気持ちと最高の演技をお見せできるようにしっかり頑張りたい」
-今大会、靴はどう調整してきましたか
「NHK杯まで履いてた靴を戻したので、まったく問題なく。ファイナル終わってからすぐ換えたので、そこからは何も問題なく練習できたので…」
-練習ではルッツトゥを苦戦していた?
「公式練習では体がすごく動いていて、自分が思っている以上にジャンプが軽く浮いている感じで、曲でちょっと入らなかったんですけど、練習では…曲以外の練習ではしっかり跳べていたので、そのイメージを持って試合に臨もうと考えていました。練習の方が、流れでよく跳べていたので。6分間はあまり良くなかったんですけど、公式練習の方がよかったので。でも、演技の時も、悪くはなかったかなと思います」
-どういうところで緊張していた?
「最初から最後まで、足が震えるのを頑張ってこらえているみたいな、そういう力の入り方をしているような気がして、最後スピン終わるまで、けっこう緊張している感じを自分では感じていたので、あっという間に終わったという感じです」
-それだけ緊張していたのに、冒頭のジャンプを決められた要因は
「緊張はしていたんですけど、気持ちは少し…技の時はいつもの注意点を意識して跳ぶことができたので、なんとか持っていったという感じです」
-最終滑走でいやな緊張があった?
「点数は良かったなと思うんですけど、最終滑走ということに関しても、けっこうショートで全日本最終滑走することが多くて、また引いちゃったという感じなので、あまり嫌な感じはなくて。逆にここでしっかり自分の演技をして、自分に挑戦したいという気持ちで滑りました」
-いつもの注意点というのは具体的にどのようなものですか
「タイミングだったり、トーのつき方とか、ふだん失敗する時に先生に言われる注意点とか、そういうことを考えていました」
-それはシーズン当初から変わらない?
「だんだんいいジャンプが増えて来たので、今シーズンの最初に比べると、ポイントポイントで絞れてきてます」
-試合への持っていき方が問題だと話していましたが
「その試合ごとにいろんな気持ちがわいてくるので、今回はうまくいきましたけど、まだまだ自分観察というか、そういうのが必要かなと思っています」
-今回はどんな気持ちが湧いて来たんですか
「今回は…いつも公式練習で失敗したくないんですけど、きのうもきょうもあまり良くなかったので、その中でも練習は曲以外の練習はすごく良くて〝だから大丈夫〟っていうのをひたすら不安を消すように、そういう気持ちがありました」
-GPファイナルの時は、靴の違和感はありましたか
「自分でもあんまりよくわかってないんですけど、新しい靴に変えようと思って、ちょっとだけ前から履いていた靴に変えたんですけど、なんだか履いているうちに慣れるかなと思ったら慣れなくて、なので戻しました」
-フリーに向けて
「フリーはまた、ショートとはまったく違うプログラムなので、また違う自分をしっかり見せて、自分のできることをしっかりできるようにフリーでも頑張りたいです」
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