ミスター&ミスキャンパス関大2018の決勝大会が2日、大阪市の阪急うめだホールで行われ、第9代ミス関大に佐々木友莉さん(20=商3)、第7代ミスター関大に甲斐樹さん(かい・たつき、21=化学生命工3)が選ばれた。ファイナリスト男女各6人の中から、10万票を超えるウェブ投票と会場の観客600人の投票で決まった。
頭上のティアラと大粒の涙が、ライトに照らされてキラキラと光った。昨年11月19日のミスキャンパス関大は会場の片隅で、観客のひとりとして見ていた佐々木さん。生でステージを見るうちに〝私も出たい〟という気持ちがムクムクと芽生えた。「出たかったし…このままやらなかったら口だけ、言うだけ人間になると思って」。1年後、ヒロインとしてあこがれの舞台に立った。
グランプリ獲得で、全国で放映されるテレビCM出演も決定。シンデレラストーリーを体現した。「去年、私は観客としてこのステージを見ていました。64キロだった私が、ここまで必死になって頑張れたのも、力を下さった…愛を下さったみなさんのおかげです」。自己PRでは1年前の写真を披露。痩身な今では想像もつかない劇的な〝ビフォーアフター〟は600人の観客をどよめかせた。
関西大学統一学園祭の実行委員も務め、商学部祭実行委員会の副委員長を務めた。ファイナリストとの二足のわらじは多忙を極めたが「学生祭実行委員を怠るという選択肢は、私にはなかったので。どっちもやりきろうという感じだった」と全力投球。統一学園祭の来場者数は史上初の10万人超えを達成し、結果を出した。
就活シーズンを控え、大学職員を目指しているという。ミスキャンと学園祭で、関西大学を熱くさせた佐々木さんは「これからも関大を盛り上げていきましょう!」と関大生に呼びかけた。