「2018ユーキャン新語・流行語大賞」が3日、発表され、関西大学サッカー部出身で現在は会社員の中西隆裕さん(28=2013年政策創造卒)が高校時代に発した「大迫 半端ないって」がトップテンに選ばれたが、受賞を辞退した。都内で行われた発表会で主催者が明らかにした。
6月のサッカーW杯日本ーコロンビア戦で大迫勇也選手が決めたVヘッドで、一気に注目ワードに。平均視聴率48.7%を記録したNHK総合テレビの中継では、日本サポーターが掲げた「大迫 半端ないって」の横断幕が大写しになった。
2009年の全国高校サッカー選手権準々決勝で、当時滝川二高(兵庫)の主将だった中西さんが試合後、鹿児島城西高のエース・大迫選手の2得点に「大迫 半端ないって!あいつ半端ないって!後ろ向きのボールめちゃトラップするもん そんなんできへんやん普通」と絶叫したことが元ネタだ。
大迫選手の伝説プレーとともに、青春の叫びも語り草となった。関西大学入学後は、飲み会などでサッカー部の先輩に「大迫のところ俺の名前に変えて叫んで」とイジられていたという。卒業後は大手メガバンクに就職した中西さんだが、顔をコラージュした横断幕やTシャツ(ぜったい無許可)が街にあふれた。
発表会の司会を務めた宮本隆治アナウンサー(68)は「受賞者は、受賞を辞退されました…。半端というのは本来はどっちともつかないということですが、受賞者はどっちともつかないというわけではなくて、明確に受賞を辞退された」と説明した。中西半端ないって!
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