サッカーW杯ロシア大会・日本vsコロンビア戦が行われた19日夜、関大前では関大生サポーターが居酒屋などに集結。テレビを通じて日本代表に声援を送り〝サランスクの奇跡〟に酔いしれた。
盛り上がり半端ないって!1-1で迎えた後半28分。FW大迫のVヘッドに、関大前が熱狂した。大阪北部地震で関西大学の授業が休講になったこともあってか、雨が降る関大前通りの人はまばら。対照的に、テレビ中継がある居酒屋からは「ウォォォォォ〜」と野太い声が聴こえた。
日本代表の1次リーグ全試合を放映する焼き鳥居酒屋吉鳥(きっちょう)関大前店には、キックオフの午後9時には約50人が集まり、試合が進むごとにサッカー観戦目当ての客が増えていった。MF香川や大迫がゴールを決めると、見ず知らずの関大生同士がハイタッチで歓喜の輪を作った。
同店の華山雅士さん(38)によると、地震の影響で団体客のキャンセルもあったという。それでも、この日のために大型プロジェクターを導入。店内で沸き起こった「ニッポン」コールを見守った華山さんは「今後もやっていきたい。24日セネガル戦の予約も入っているし、当日は試合に合わせて2時閉店のところを3時か4時まで営業します」。24日深夜キックオフのセネガル戦も、関大生とともに勝利を見届ける。
関大前のDEARBROS.(ディアブロ)には、約30人が集まった。各テーブル席にモニターを新設し、グループで楽しみやすくした。店長の山本康治さん(40)は「大学が休講になって予約キャンセルがあり、それがなければ満員になっていた。ただ、正直勝てるとは…」と、次戦以降のさらなる盛り上がりに期待していた。
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