世界大学ランキングを毎年発表しているイギリスの教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション（THE）が28日、教育大手のベネッセと共同でまとめた「THE 世界大学ランキング 日本版」を発表した。関西大学は45位で、昨年の57位から順位を上げた。
同ランキングは、学生一人あたりの教員数や資金数、合格者の学力を示す「教育リソース」や、高校教員や企業の人事担当者らの評価からなる「教育満足度」「教育成果」、外国人教員・学生の比率を測る「国際性」など、4分野13項目を元に作成された。今年から「国際性」に日本人学生の留学比率や、外国語で行われる講座割合の指標が加わった。
関西の私大では、昨年に続いて立命館大が最上位（23位）。同志社大（28位）、関西学院大（31位）に大きく離されたが、近畿大学（49位）は上回った。関西大学の芝井敬司学長（62）は、昨年の57位という順位に「もう少し上にいくかと思っていた。順位を無視はしないけれど、妄信もしない。この評価はちょっと違う、というものもある」と話していた。
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