関西大学千里山キャンパス正門近くに、新しいカフェ・Cafe mogu mogu(もぐもぐ)が2日、オープンした。午前9時から午後9時までの営業で、モーニングセットやメニューも豊富。平尾美奈子さん(38)は「くつろげる空間にしたい。楽しく使ってください」と、関大生が授業の合間などに気軽に寄れる店を目指す。【写真・千里山キャンパス正門前にオープンしたCafe mogu mogu(撮影・白井康平)】

居心地のいいカフェが、関大前に新しく誕生した。全11席の半セルフカフェ。平尾智哉さん(40)が、かわいい7カ月の〝看板娘〟凪(なぎさ)ちゃんを抱っこする。イクメンのオーナーは「空いている時間に足を運んで、くつろいでほしい。学生の会話は聞いているだけで楽しい」と、混雑するランチタイム以外は長居もいとわない。

開店にあたって、夫婦2人で老舗喫茶店で修業。フードにも力を入れる。トーストやゆで卵、サラダなどが付くモーニング。パスタを抑えて1番人気なのは、オムカレー(500円)だ。大阪風のタマゴサンドなど、純喫茶のようなおしながきが並ぶ。美奈子さんは「学生はおなかすいていると思うので、ごはんをもぐもぐ食べてほしい」と屋号に思いを込めた。

パフェやケーキのメニューも多い。意外に…学内や関大前でケーキを食べられる店は少ない。季節限定のりょうおもいモンブラン(330円)は、栗ではなく北海道産のかぼちゃ「りょうおもい」をペーストした一品。スイーツ好きの関大生がこぞって注文するという。

平尾さん夫妻は、4人の子どもを育てている。大手企業で激務に追われていた智哉さんは、家族と触れ合う時間をつくりたいと思い、この店を始めた。「学生が一番ですけど、子どもを連れたママさんや近所の人もくつろげる場所になれば」。どこまでも優しい雰囲気が、小さなカフェに漂っている。

【住所】大阪府吹田市千里山東1-11-17

【営業時間】午前9時〜午後9時(日・祝定休日)

【公式ツイッター】@mogumogukundesu

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