1980年代から営業を続けていた丼チェーン・なか卯関大前店が7月31日で閉店した。関大前最古のチェーン店で「閉店する店のことについてはお答えできません」(同社広報)としており正確な営業年数はわからないが、30年以上関大生を見守ってきた。朝帰りの学生にはうれしい?24時間営業の店だった。

まさかなか卯がなくなるなんて。7月下旬に閉店が告知されると、同店を愛用していた関大生が騒然となった。同店関係者は「ここがなくなるなんて…という思い。それだけ厳しい」と話す。【写真・7月31日の営業を最後に閉店したなか卯関大前店】

2016年8月に、阪急関大前駅北口と千里山キャンパス第3学舎(社会学部)をエスカレーターで結ぶ新通学路が完成。新通学路利用者の数が、なか卯があった関大前通りを通ってキャンパスに向かう学生数を凌ぎつつある。関西大学が2013年に行った学生生活実態調査で、学外の飲食店で昼食をとる学生は6.7%まで下落(07年は26.4%)。学生街の苦境は続いている。

かつて牛丼チェーンの一角を占めていたなか卯。90年代初頭、いまのラーメン店のように関大前に牛丼店が乱立し〝関大前牛丼戦争〟として、メディアをにぎわせたこともあった。現在、すき家などを展開するゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)の子会社だが「閉店した後、すき家に変わるということではありません」(同店関係者)としている。

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