牛に惹かれて、東京から京都まで。関西大学政策創造学部2回生の徳田聡一朗さん(20)@cattleeeが「東海道五十三ウシ」と銘打って、牛の写真を撮りながら東京から京都まで徒歩で旅している。「牛の写真集を出版したい」と、クラウドファンディングで資金を募りながらの牛歩旅。歌川広重の「東海道五十三次」のように、6日に東京・日本橋を出発した。秋学期開始直前の9月、京都・三条大橋に到着予定だ。

モ〜大変!スタートから1週間。猛暑の中、徳田さんは現在、神奈川県内を移動中だ。台風に遭い、ゲリラ豪雨にも見舞われた。宿はもっぱら、ネットカフェかカラオケボックス。各地の牛舎や牧場を訪ね、シャッターを切っている。「僕ウシ好きなんですけど、写真集を作ろうと思った。大きなことを成し遂げたいなぁと、東海道を牛を求めて歩いています」と、目標に向けて突進している。

幼い頃、水牛の背に乗った体験がきっかけで、牛のとりこになった。「優しい目をしている。すごくかわいくって。牛って人なつっこいんですよ。図体でかいのにほのぼのしているギャップが…」と、大学生になっても愛は尽きない。政策創造学部の授業で、日本の酪農が抱える問題も学んだ。カメラのファインダー越しに、日本の酪農が抱える問題も見えている。【写真・東海道五十三次の起点・日本橋から旅をスタートさせた徳田聡一朗さん】

大学の友人や先生に相談すると、旅で必要な備品を提供してくれた。「ひとりの力じゃなく、春ゼミの吉田悦子先生や家族、地域の人々が応援してくれたし、協力してくれた。いろんな人のおかげです」と、周囲からの愛がギュ〜ッと詰まった約800キロの旅。秋学期の履修が始まる9月上旬までに、帰って来られるかが一番の心配事だという。

【クラウドファンディング・東海道五十三ウシ】https://camp-fire.jp/projects/view/39133

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