ー氷上で拍手をもらうまで、道のりは長かった?
「まだまだ感覚の面でも戻ってきているわけではないので、まだ道のりの途中というか、世界選手権があった時期からリハビリに行って。休んでいた間は今考えると、長かったのかなという感じはします」

ー氷に乗った感覚は
「初めてリハビリで1カ月間休んでから氷の上に乗った時はどんな感じなのかな、という不安もあったんですけど、滑り始めてからきょうまではあっと言う間の感じで。こうして試合も、あっという間に来ちゃうのかなとか思ったりして。でも徐々に調子は上がっているとは思うので、あまり焦らず頑張りたいと思います」

ー五輪シーズンを迎えてどうですか
「オリンピックシーズンというよりは、あのけがで1カ月だけですけど、初めて氷に乗らない期間があったので、初めての経験をした上でのシーズンなので、そういう意味で自分の中では特別な感じはあるんですけど、試合に臨む気持ちは毎回、前までのシーズンと変わらず、大切にしたいと思っています」

ー全日本選手権までに調整できたら、という発言がありましたが
「そうですね。毎回いい演技がしたくて、結果が出せればとは思っているんですけど、自分のスケートの調子がどこまで上げられるかというのがわからないので。気持ちとしてはいい演技がしたいという気持ちがあるんですけど、あまり力まずに、いま自分ができることをしっかりやるということだけに集中したいなと思っています」

ー1月のアイスショーが終わってからの経緯を教えてください
「アイスショーが終わってからどこまで痛みがなくなるかわからなかったんですけど、一応頑張ってみようということで。徐々に強度を上げながらやってきたんですけど。世界選手権の2週間前くらいに痛くなって、もっと本当は練習量を上げたかったんですけど、痛いから躊躇してしまうこともあって。たとえ世界選手権まで頑張ったとしても、いい演技はできないなということで先生たちとも相談して、3月の終わりくらいに東京のJISS(国立スポーツ科学センター)に行ってリハビリを4月いっぱいして、5月から滑り出した感じです」

ー1カ月間すっとリハビリだけの感じ
「JISSに泊りがけで、週末だけは帰ってきたんですけど、平日は毎日リハビリで1カ月くらい氷上に乗ってなかった」

ーその時の感覚は
「もっと足がフワフワ、フラフラすると思ったんですけど、思ったよりスケーティングがうまく上手に滑ることができた。ジャンプは氷に乗ってから2~3週間後くらいに始めてたんですけど、徐々に徐々にという感じで。完全には戻りきってないんですけど、もっといい感じに滑れるようになったらと思っています」

ーショートプログラムは
「あした(3日)からカナダに行って作ります」【写真・アイスショー後取材に応じる宮原知子さん=撮影・行友重治】

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