関西大学社会学部のメディア企画演習（音楽）の学生が、音楽情報サービスのoricon MEなどと共同で、兵庫県加西市を音楽で活性化する「加西市音楽化計画」に取り組んでいる。
3月5日に同市丸山総合公園で行われる音楽フェス・MUSIC FANTASY FESTAで、親子や孫と祖父母といった2世代・3世代ペアによるカラオケイベント「K×K music2世代・3世代で歌ってみた!!」を開催。企画した社会学部3回生の宮村優佳さん、持永夏佳さん、山内優美さん（いずれも21）が参加や来場を呼びかけた。
大阪から高速バスで約70分の加西市は、特産品のぶどうやトマトで知られる人口約4万5千人の小都市。会場となる丸山総合公園は、世界最大の地球儀時計で知られている。「2世代・3世代で歌ってみた!!」は〝音楽は世代を超える〟がテーマ。父母や祖父母の思い出の一曲を子や孫と歌うイベントだ。
曲に秘められたエピソードとともに、世代を超えた2人がステージに立つ。音楽とメディアの文化や歴史を授業で学ぶ宮村さんは「世代を超えて楽しめるのが音楽。親世代の曲や若者の曲を知る機会になれば」と、企画に込めた意図を説明した。【写真・イベントを企画した（左から）宮村優佳さん、持永夏佳さん、山内優美さん】
3世代を音楽でつなぐ。持永さんは「地域密着で、音楽を楽しむ音楽フェス。人の温かさや、いろんな音の楽しみ方を感じてほしい」と年齢を問わず、ともに楽しめるイベントを目指す。山内さんも「若者が参加することで加西市を盛り上げたいし、田舎の良さをぜひ体感してほしい。音楽も楽しめますし、就活の息抜きにもいいですよ！」とPRする。
MUSIC FANTASY FESTAは、午前10時〜午後4時まで開催。加西市の地元アーティストが出演。飲食・体験ブースも多数出展する。「2世代・3世代で歌ってみた!!」は、午前10時から開催。参加者も募集している。詳しくはイベントの公式ツイッター@kasai_kumusic まで
