関西大学の第39回統一学園祭が3日、4日間の日程で開幕する。今年は祝日と土、日が3日間からむ“神ってる”日程。昨年の6万人を超える来場者10万人を目指す。

4日の大学創立記念日には、千里山キャンパスで創立130周年記念式典も開かれる。メモリアルイヤーの統一学園祭のタイトルはRE130RN。130をギュッと詰めてREBORN(リボーン)と読むテーマを掲げた。

統一学園祭実行委員会・常任委員会委員長の久保俊一朗さん(20=社3)は「この4日間は、関大が一年で一番盛り上がる、アツくなる日。いつ来ても見ても楽しい学園祭にしたい。日本一アツい4日間を目指したい」と語気を強めた。

学園祭としては、日本最大級となる220のサークル・団体が模擬店を出店。学園祭実行委員の数は日本一だ。実行委員の約3割にあたる250人ほどが、1カ月前から学園祭準備のため、わざわざ自費でキャンパス周辺に下宿して準備を進めてきた。

財務局長の三田春菜さん(20=文3)も、京都市に実家がありながら関大前で下宿する。「いいものをつくろうと思ったら、みんな一緒にいて、腹割って話さないといけないので…祭実員の熱意が違う。大学からの資金援助はまったくないので、赤字を出すわけにはいかない。だから本気になってやっている」と説明する。

700人を超える学園祭実行委員が、4日間のために1年間、学生生活を犠牲にしてきた。事務局長の甲斐祥平さん(21=商3)は「たかが4日間。されど…。同じ空の下、一年一緒にやってきた。あとは、関大生みなさんの力が必要なんです」と関大生の参加を呼びかける。

「実行委員会のためじゃない。ひとりでも多くの関大生を模擬店や企画に関わらせたい。ひとりでも多くの関大生と、学園祭をつくりたい」と久保さん。節目の年の学園祭に、関大生3万人のパワーを集結させる。【写真・2001年に詰めた関大タイムカプセルが一度、開封される2016年。学園祭も次世代へー。統一学園祭実行委員会・常任委員会の三役、三田春菜さん、久保俊一朗さん、甲斐祥平さん=左から】

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