関西大学の高橋智幸学長(58)が28日、大学の新しい公式アプリ構想を明らかにした。創立140年を迎える2026年秋にリリース予定で、現在のプラスチック製の学生証もデジタル化する。
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2014年3月に初代アプリの「モバイル関大」がスタート。21年3月に現在の「関大ポータル」となり、新アプリは3代目となる。高橋学長は「大学のアプリなので教学上必要なこと、情報なんかも提供する便利アプリであるけれど、われわれ関西大学がつくるのは、便利アプリを更新するのではなく、関大の文化を具現するようなアプリを創造しようということで、準備を1年以上前から行っています」とした。
アプリで具現化する関大の文化は「つながり」だとした高橋学長は「大学の便利アプリをつくるのではなくて、学生たちのつながり、ステークホルダー(関係者)のつながりをさらに強めるアプリをつくろうということで、われわれは考えています」とし、学生や教職員、卒業生、保護者、高校生、関大前の商店街までもがつながるアプリを目指すとした。
時間割や成績、休講の情報など、現在のアプリ機能に加え、パソコンから閲覧するインフォメーションシステムの機能を加える。「関西大学が持っている、学生たちに提供しているさまざまなサービスをこのアプリに集約する。アプリを見れば、自分がやりたいことに関西大学がどういったサポートをしてくれるのか、どういった支援をしてくれるとかがわかる、まずポータルサイト的な機能を充実させる」と説明した。
さらに「学ぶためには、知るためにはどんな授業があるのか。つながるためには、どういった企業が、どういった交流が広がっていくというのがわかるような『つながる』を第一にするような機能を集約させている」とイメージする。
高橋学長は、アプリの新たな仕組みとして「関大クエスト」という機能を準備しているとした。研究発表やボランティア活動など、学生の実績や達成度を「カラット」という単位で可視化できるコンテンツを企画。「学生たちが一歩進んで、自分からやっていこうというきっかけづくりをするための仕組み」と狙いを語った。
「デジタル身分証には当然していく。学生であればデジタル学生証。卒業したらデジタル校友証。教職員証もそうですし、関西大学を希望してくれた高校生にも、仮のデジタル身分証を提供することによって、より関西大学のつながりを強めていく」として、デジタル学生証にも言及した。
電子申請も、新アプリを通じてのものになるとした高橋学長は「大学の情報にとどまるのではなく、関西大学といいうフィールドを使って学生が挑戦していく、探求していく。そういった入り口となるようなアプリ。学生だけでにとどまるのではなく校友、保護者、高校生、地域の商店街のみなさんとこのアプリがリアルでつなげてくれるアプリの開発を行っている」と青写真を描いた。
学生証のデジタル化について、高橋学長は「移行していくという認識は間違いありませんが、すぐ切り替えるつもりはない。現時点では並行する期間を設けます。将来的には学生がもう『紙じゃないわ』と言ってもらえるぐらいに学内の制度をつくっていこうと思っています。すぐ移行とかではなくて、一番いい形を一緒に、学生と探していく。当面は並行して使っていく予定」として、携行の学生証も当面は残す意向だ。
「現行のインフォメーションシステムの置き換えです。現行のインフォメーションシステムはこちらに切り替えていく。パソコンから見るインフォメーションシステムは継続します。スマホは学生にとってはいいツールだけど、スマホオンリーにしてほしいとは思っていない。学生がより、今の世の中でわれわれの情報にアクセスできるような形にしていきたい」と壮大なプランを語った。
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