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太平洋戦争の激戦地となったパラオ・ペリリュー島の戦いを題材にしたアニメ映画「ペリリュー ー楽園のゲルニカー」(12月5日全国公開)の関大生向け「ティーチイン試写会」が1日、千里山キャンパスで行われた。映画上映後、主人公役の声優を務めた俳優の板垣李光人さん(23)が登壇。社会学部齊藤潤一ゼミの学生らと、戦争と平和について討論した。
「ペリリュー ー楽園のゲルニカー」は、漫画家・武田一義さん原作の同名漫画(白泉社・ヤングアニマルコミックス)を映画化した。日本の統治下にあったペリリュー島では、日米両軍による激戦で日本軍兵士1万人がほぼ全滅。34人が生き残った。映画の共同脚本も担当した武田さんは、生存兵に取材。若い兵士の視点で描き上げた作品で、板垣さんは亡くなった仲間の最後の雄姿を遺族に向けて書き残す「功績係」についた漫画家志望の青年兵士、田丸均役の声を演じている。
社会学部メディア専攻の齊藤ゼミでは「関大から見る戦争の記憶」と題し、ゼミ生が戦争の記憶と教訓を次世代に伝えるために戦争関連資料を調査した。戦争経験者の体験やウクライナからの留学生の声を取り入れ、戦争の悲惨さや平和の尊さを多角的に伝えるドキュメンタリー映像を制作。取り組みをきっかけに、映画配給元の東映とのコラボ試写会が実現した。
関大出身で、大阪のラジオ局FM802のDJ樋口大喜さん(34=14年法卒)がティーチインの司会を務めた。齊藤ゼミ生から「今回の作品に携わる中で、戦争や平和に対してご自身の中で、何か考えに変化などはあったのでしょうか?」と問われた板垣さんは「戦争って教科書の中とかフィクションのものと捉えている側面がどうしても大きかったが、ここ数年で世界的にいろいろな惨事とかが連日報道される。心の中での距離感っていうものが、 非常にノンフィクションとして迫ってきているという感覚がある」と語った。
アフレコを前に、ペリリュー島へ取材に行ったことを振り返り「戦争のことを知らない自分に何ができるんだろうと思っていた時に、このお話をいただいた。ペリリュー島自体を知らなかったが、この島でこういうことがあったんだっていうことを、自分はこの作品で知るっていうきっかけをもらった。作品を世に届けて見てくださった方々も、また知る きっかけのひとつになるという部分では、本当に若い世代の我々にできることは、知ると いうことの連鎖を続けるっていう…何かアクションをできるかっていうのを考えることなのかな」と訴えた。
関大生300人を前に、板垣さんは「劇中の描写でも怖いという部分、場面もあったが、僕 はそういう思いとか感覚、気持ちは非常に大事にしていただきたい。知るっていうことの連鎖が、この作品がきっかけになったらいいと思ってて。もちろん知った先に何かそこについてすごく考えるとか、勉強するとか、思いをはせるというところまで行っていただけるのであればそれに勝る喜びはないですが、ただ知るっていうことだけでも非常に大き なきっかけというか、一歩になればいい」と呼びかけた。【佐野日向子】
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