大阪・関西万博イタリア館のクロージングセレモニーに登壇した(左から)マルティーナ・カイロニさん、長谷部匠さん、和田伸也さん、宮原知子さん、カロリーナ・コストナーさん

大阪・関西万博のパビリオン・イタリア館のクロージングセレモニー「ワールド・イタリア・スポーツデー」が13日行われ、2026年のミラノ・コルティナ五輪をテーマにした特設のスケートリンクが登場。関西大学アイススケート部の学生3人が演技を披露した他、18年平昌五輪フィギュアスケート日本代表の宮原知子さん(27=21年文卒)、21年の東京パラ五輪陸上銀メダリストの和田伸也さん(48=02年社院修了)が登壇した。

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14年ソチ五輪フィギュアスケート女子銅メダリストのカロリーナ・コストナーさん(38)、パリパラ五輪陸上女子金メダリストのマルティーナ・カイロニさん(36)が来日し、ステージに登場。館内で展示されていた聖火トーチがケースに収納されるセレモニーが行われ、この日閉幕する万博から冬季五輪への準備が進むイタリアにバトンをつないだ。

宮原さんは「このような場に参加できて光栄に思っています。スポーツは誰もが親しむことができるもので、自分自身と向き合うチャンスを与えてくれるもの。年齢や言葉、文化…そういうたくさんの垣根を越えて、人々がつながるチャンスを与えてくれる。そういったスポーツの力が人間力を育んで、より明るい社会に導いてくれるのかなと考えています」と話し、大屋根(リング)からステージをのぞき込む来場者に手を振った。

ガイドランナーの長谷部匠さん(28)とともに登壇した和田さんは「関西大学在学中の20歳のころに視力を失い、25年ほど前になりますが、ちょうど就職氷河期世代で生きた人間で、いろいろありましたが、今元気なガイドランナーと一緒に、元気に暮らしている。私の元気な走りをご覧いただいて、みなさんも元気に。みなさんそれぞれの人生が輝かしい部分もある。それが未来社会のデザインにつながっていくと思っている。オリンピック、パラリンピックにご声援のほど、よろしくお願いします」と“金言”を残した。

特設リンクで演技を披露した(左から)木下咲良さん、鈴木なつさん、片伊勢武アミンさん

イタリア館前に1日限りで設置されたスケートリンクでは、関西大学アイススケート部の片伊勢武アミンさん(法4)、鈴木なつさん(人間健康4)、木下咲良さん(文4)が登場。イタリア陸軍音楽隊による生演奏をバックに4分間のエキシビション「トゥーランドット」を披露し、多くの関大生が参加してきた万博のフィナーレを演出した。

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