関西大学千里山キャンパス内の悠久の庭に29日、バルーン状のサッカーボールが突如置かれた。関大の公式X(旧ツイッター)が前日の28日、「明日(5/29)の朝、悠久の庭で“何か”が起こるらしい…」とポスト。注目が集まっていた。
【写真】悠久の庭は密?テレビのワイドショーで大拡散 関大の反応は…
巨大サッカーボールのそばに目を凝らすと「第48回総合関関戦 サッカー観戦 応援求ム!」の文字とともに、31日に大阪市のヤンマーフィールド長居で行われる関西学院大とのサッカー関関戦の告知が。早朝に置かれた“謎オブジェ”は、多くの関大生にモヤモヤを残したまま早朝に置かれ、昼過ぎには撤去された。
総合関関戦は、1978年(昭和53)に始まった関大と関学大の体育会クラブによる対抗戦。スポーツ技術を交流し、両大学ならびに学生スポーツの振興を推し進めることを目的としている。
体育会学生にとっては一大イベントだが、そうでない関大生の関関戦への関心は薄い。2024年に公表された2023年度関西大学学生生活実態調査によると、クラブ・サークルに所属している関大生のうち、体育会所属の学生は33.3%いる。体育会スポーツ(総合関関戦含む)への興味についての調査では「大変興味がある」「興味がある」と回答した学生は39.8%。「興味がない」「全く興味がない」と回答した学生は42.1%で、体育会スポーツの試合観戦を「1度もない」とした学生は62.9%に上った。

〝謎オブジェ〟は高橋智幸学長(57)発案した企画で「〝あれ何だろう?〟と思わせることで、学生にフックを与えたい」と、薄まってきている学生の関関戦への関心向上を狙うとした。
一方、同キャンパスの総合図書館前に設置された総合関関戦の勝敗表が話題になっている。6月7日に始まる本戦を前に行われた前哨戦で、関大は1勝8敗(30日時点)。例年はスルーされている勝敗表だが、関大生からは「関関戦に1ミリも関わってないけど、関大負けすぎやろ…」「1勝はどこが勝ってん!?」(編集部注・陸上競技だそうです)との声や、ネタとしてSNS上で拡散されていた。
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