関西大学の2025年度入学式が1日、千里山キャンパスで行われ、14学部7326人が関大生としての新たな一歩を踏み出した。
【写真】サプライズ大成功!新入生とともに写真に収まる萩原利久さん、赤松悠実さん
式典会場となった千里山キャンパス中央体育館には、この日吹田みらいキャンパスで開学したビジネスデータサイエンス学部の新入生も出席。1900本の桜が、入学を祝った。

高橋智幸学長(57)は式辞で「大学生活は多様で、忘れがたい思い出をつくることができる特別な時間。人生において2度とはない機会。貴重な時間を大切にしてほしい。この機会は、家族や周囲の支援があってこそ得られたものである」と述べた。
4年間の大学生活で、思慮深さを身につけることの重要性を訴えた高橋学長は、豊かな知識や思考力によって育まれるものだと強調。関西大学の講義を通じて、先人たちが長い時間をかけて築き上げてきた深く、体系的な知に触れてほしいとして「多様な視点に触れることが、君たちの視野を広げ、思考をより深めてくれる。関西大学で学び、考え、卒業する時、今より思慮深い人になっていることを心より願う」と呼びかけた。

千里山キャンパスの悠久の庭には、入学記念のフォトスポットが登場。立体的な「関大」のオブジェには、多くの新入生とその家族が並んだ。
環境都市工学部に入学した藤野敦也さんは「1日13時間くらい勉強した。やっぱり、関大に行きたいという思いが強かったので、頑張りました」と笑顔。化学生命工学部の矢柴結衣さんは「理系なんで、実験を楽しみにしている。サークルだと音楽が好きなので、軽音サークルに入りたいと思っている」と、キャンパスライフに思いをめぐらせていた。【佐野日向子】
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