西日本最大規模のカラオケボックスチェーン「ジャンカラ」が28日、関西大学千里山キャンパス前の関大前通りに新店「ジャンカラ オールナイト関大前店」をオープンした。インパクト大の名前通り24時間営業で、自動受付・自動精算の完全セルフ店舗だ。
運営会社の担当者によると、大学キャンパス前のジャンカラ出店は京都大に次ぐものだという。「ジャンカラのメインターゲットはZ世代、学生層。若い世代に向けてアピールしていきたい。今回、実際に関大生の意見を聞いて、一緒に店舗を創っていった。オールナイト関大前店という名前も、関大生の意見で、24時間っていうところをアピールしたいよねっていうところから始まった」と経緯を語り、関大生の要望をふんだんに取り入れた。
ジャンカラは全店舗で飲食物の持ち込みOKだが、フリードリンクに加え、飲み放題のアルコールバー(料金プラス1320円/2時間、フリータイムはプラス2080円)も完備。フード自販機は、つまみやスナック菓子、カップ麺などに加え、サークルやゼミでの利用を想定して「罰ゲーム」などで使える激苦のものも用意された。

学生にとっての理想的なカラオケ空間を想定した店内は全20室。コンセプトルームとして2つのマットルーム、プロジェクタールームが設けられた。担当者から「ゴロゴロと足を伸ばしてリラックスしてカラオケを楽しみたいという声が、関大生からあったので、ちょっと寝転べるような部屋になっています。プロジェクタールームはミラーリングができる部屋なので、スマホの画面とかも流すことができます。部活の動画やプレゼンの練習、推し活にも活用できます!」といった話も。

各部屋には、各タイプの充電器が完備。DVD、ブルーレイプレイヤーがあるルームもあり、ボードゲームや化粧直し用の三面鏡なども貸し出される。「1限取って3限取って、2限は空いている…みたいな方がふらっと来ていただいたり。これも関大生の要望なんですけれど、机が他店舗よりもちょっと高めに作っていて、電気の調光も3種類から変えられるんです」と、学生にとってうれしい工夫を明かす。
担当者は「お昼間は授業の合間ヒマやから…という感じで来て、夜は大人数のサークルや趣味の集まりできて、朝まで飲んで、ここから大学に行くみたいな、ここが第2の家みたいな感じで使ってほしい」と呼びかけた。

ジャンカラのアプリを通じて予約や受付、精算、選曲ができる。「あんまり電話したくない…だとか、予約をスマホで完結したいとかいうのがある」(担当者)という大学生事情を反映した。料金は23時~翌朝5時フリータイムで、学生会員1250円(税込)、金・土・祝日前で1350円(同)と「地域最安値」を目指すという。
コロナ禍以降、カラオケボックスや深夜営業の店が激減した関大前。関大生が浮き足立つ新歓シーズンを前に、新しい遊び場が誕生した。
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