関西大学の2024年度卒業式が19日、各キャンパスで行われ、13学部6202人が新たな門出を迎えた。
千里山キャンパスの中央体育館では午前、午後の2部に分かれて式典が開かれた。高橋智幸学長(57)は式辞で、関西大学での経験が卒業生を確実に成長させ、多様な可能性が備わっているとし「自分がやりたいと思うこと、なすべきだと信じることに取り組んでください。挑戦する心を持ち続けてほしい。失敗を正しく恐れ、勇気を持って挑んでほしい」と呼びかけた。

芝井敬司理事長(69)は祝辞で、関大出身でダウンタウンのマネジャーを務めた大阪・関西万博催事検討会議共同座長の大崎洋氏(前吉本興業会長)の「大学はプール、社会は海」、社会学部や高槻キャンパスの設置を手がけた元理事長・久井忠雄氏の「いかきの関大人」との言葉を紹介した。
「大学はプール、社会は海という社会の厳しさを覚悟して、そして威張らない、飾らない、気取らない。〝い・か・き〟の関大人としての姿勢を忘れずに」とエール。「そして卒業後の最初の必修科目である万博と映画のこともぜひお忘れなく」と、万博や4月25日公開の千里山キャンパスを舞台にした映画「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」にも触れ、卒業生の笑いを誘った。

卒業式が、大きくリニューアルした。中央体育館にに新しく設置されたスクールカラー・紫紺のランウェイ上を、大学旗を持った関西大学応援団リーダー部部長の桜田凌成さん(化学生命工2)が進む「大学旗入場」でスタート。各学部の総代は、壇上で学長から卒業証書を授与された後、スポットライトを浴びながら〝花道〟を歩いた。
桜田さんは「旗の重みもあったが、卒業生を送り出すということと、大学の旗を背負わせてもらっているっていうので、より重く、感じました」と伝統の重みを実感。午前に行われた法、商、政策創造、工学部系3学部の卒業生総代となった稲本陽菜乃さん(商4)は「歩いてみて意外と注目されるというか、そういう壮大なランウェイだったかなと思う。そこを歩けたのは光栄な気持ちでいっぱい」と誇らしげに話した。

悠久の庭には、2016年以来9年ぶりに卒業記念のフォトスポットが復活した。「関大」の2文字や校章のロゴマーク、阪急関大前駅の駅名標を模したオブジェが登場。学生の長い列ができていた。
舩木梨々華さん(商4)は「卒業式、むっちゃ感動しました。フォトスポットでいっぱい撮りました!」と笑顔。田中深優(みゆう)さん(商4)も「すごいにぎやかで、豪勢だなぁと。式典は見てて楽しかった。いっぱい写真撮るところがあって楽しい。(正門の記念撮影の行列と)分散されて、いいと思います」と満足していた。【佐野日向子】
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