関西大学の2025年度入試が1日、全国の14試験地17会場で始まった。この日は理工系3学部を除く11学部で一般入試、共通テスト利用(併用)の日程が行われ、7593人が受験。千里山キャンパスでは4726人が臨んだ。
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午前10時20分から外国語(英語)の試験が行われ、千里山キャンパス第6試験場の第1学舎E401教室では受験生が緊張した様子で開始を待っていた。


4月に吹田みらいキャンパスで開学するビジネスデータサイエンス学部の入試が初めて行われた。同学部の志願者数は3219人。14学部全体の2月入試の志願者数は7万8183人で、前年の7万1382人に比べ6801人(9.5%)増えた。
9学部で志願者が増加。文学部が22.7%、商学部が18.4%、政策創造学部は16.8%の大幅増となった。社会学部は-16%、外国語学部は-12.6%など4学部で志願者を減らした。
一般入試の志願者数は5万4686人で、前年度比2661人(5.1%)増。共通テスト利用入試は2万3497人で、前年度比4140人(21.4%)増えた。併用は30.7%(3064人)、前期は11.5%(1076人)の増加だった。
現役生が占める割合は87.6%。既卒生(浪人生)は11.8%(高卒認定試験等は0.6%)だった。男子が61.8%、女子が38.2%で、男子が2024年度より1.2ポイント増えた。
関西大学の入試担当者は「共通テスト利用入試の方が、いずれの学部も志願者が増えている。共通テストと本学の試験も一部受験するという併用は、関西大学の対策をしっかりやっているという方であれば力が出せるという入試、ということで高校や塾、予備校の先生に捉えていただいていて、指導しやすい。ご指導の中で、受験生が受けたいという評価をいただいているのではないか」と分析していた。
また、社会学部の志願者大幅減については「2024年度入試で志願者数が大幅に増加し、倍率が6倍、合格最低点もかなり高い値となった。安全志向の受験生から、併願も含めて手控えが生じたのではないか」と説明した。
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