関西大学アイススケート部スペシャルショーに」出演した(左から)木下咲良さん、木科雄登さん、久保智聖さん=福井市・ハピリンク

関西大学体育会アイススケート部の木科雄登さん(大学院社会安全研究科M1)、久保智聖(ちさと)さん(人間健康4)、木下咲良さん(文3)の3選手が28日、福井県福井市のJR福井駅に隣接した複合施設・ハピリンに設置された冬季限定アイススケートリンク「ハピリンク」で、関西大学アイススケート部スペシャルショーと銘打ったアイスショーに出演した。

【写真】過去の関大アイスショーはこんな面々が出演!

買い物客でごった返すビルの屋根付き広場に特設されたリンクでの〝出張アイスショー〟。縦11×横26メートルと、公式規格の6分の1の大きさ。エッジが氷を削る音が聞こえ、観客が手を伸ばせば届く距離の近さだが、関大生フィギュアスケーターが情感たっぷりの演技を見せ、400人を魅了した。


冬場に客足が落ちる福井市の中心市街地活性化のため、ハピリンクは2016年から12~2月の冬季限定でオープンしている。

まちづくりのアドバイザーを務め、関西大学法学部でも授業を受け持つ福井大学国際地域学部の生駒俊英准教授(44=03年法卒、08年大学院法学研究科所定単位修得後退学)は関大生時代、アイススケート部フィギュア部門主将を務めていた。その縁と、母校への恩返しの思いから2017年にスタートした関大アイスショーは7度目。例年2月に行われていたが、24-25年シーズンのリンクオープンとともに開催された。

全日本選手権を終えたばかりの木科さんは、2度目の出演。今季のショートプログラム(SP)の衣装で、この日のためのプログラムというエド・シーランの「Perfect」を披露した。

「昔から大好きな曲。エキシビションとかで滑りたいなと思っていた。小さなリンクということもあって、自分で振り付けを考えて滑るということになった。お客さんとこんなに近いリンクはなかなかない。本当に楽しんで、気持ちを込めて滑ることができた」と声を弾ませた。

3度目の出演となる久保さんは、クリスティーナ・ペリーの「A Thousand Years」を披露。「もう引退なので、最後に好きな曲を滑ろうと思って自分で振り付けとか編曲とか初めてやってみて、楽しく滑ることができた」と振り返った。今季限りで19年間のスケート競技生活を終え、大学卒業後はアパレル関係の仕事に就くといい「ケガとかも多くて、辞めたくなることもあったんですけども、いま続けてきて良かったと心の底から思います」と笑顔を振りまいた。

木下さんは2度目の出演。今季フリーのプログラム「ラ・ラ・ランド」で舞った。「お客さんとの距離が近い。表情や反応が見られるのがすごく楽しくて。エレメンツ(ジャンプやスピンなどの技術要素)が得意なタイプではないので、でも踊ったりはすごく好き。自分の踊りとか見て、反応してくれてるな、というのがわかる。すごく楽しく滑ることができました」と、福井のリンクを目いっぱい楽しんだ。

木科さんの全日本選手権出場後に、3人で合わせたというグループナンバー「わたしの一番かわいいところ」(FRUITS ZIPPER)「APT.(アパトゥ)」(ロゼ&ブルーノ・マーズ)のメドレーを披露すると、リンクサイドから多くの花束が投げ込まれた。

福井のフィギュア熱を高める後輩たちの演技を見届けた生駒さんは「このショーって、結構みんなWin-Win。お客さんもうれしいだろうし、選手もうれしい。(前座で踊っている地元の)フィギュアスケートクラブの子たちもうれしいし、関わっている人みんなが前向きになる。それがすごく連鎖して、繋がればいい。一歩一歩、着実にできれば」と目を細める。この日は気温3℃、みぞれが降る悪天候。それでも、関大アイスショーに関わった人々の情熱が見る人の心をほっこりさせた。

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