関西大学生協が15日までに、11月18日から千里山キャンパス凜風館2階の食堂・ディノアや3階のベーカリー&カフェSUNMADE(サンメード)、第学舎横のコンビニQeat(キュイート)本部店で、スマホ決済サービス・PayPay(ペイペイ)が利用できるようになると発表した。
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同生協の店舗では、組合員証と一体になっているクレジットカードなどが使用できたが、スマホ決済サービスの本格導入は初となる。
関大生のニーズや、学内のキャッシュレス化の波を受けたもので、2025年春学期に向け他店舗などでも順次、ペイペイが使えるようになるという。
生協関係者によると、これまでペイペイが使えないことで、スマホ決済サービスが利用できる同キャンパス内のファミリーマートなどに客が流れることがあったという。「(利用)手数料を取られることで、組合員に還元する原資が減ってしまうという問題点もある。便利さのために値上げをしたり、原資を使っていいのかという議論もあり、なかなか導入に踏み切れなかった」と明かす。
一日約2000人が利用するというディノアでの試験的な導入で、問題点を検証する狙いがある。関大生協でのペイペイは、利用客がレジにあるQRコードを読み取り、利用金額を入力し支払う方法が取られる。昼食時の混雑が多少増える可能性もあるが「まずは利用の多いところで問題点を潰しておこう、レジのオペレーションや動向を見ていこう…という狙い」(関係者)とした。
ICOCAなど交通系ICの導入は、現時点で考えていないという。
ペイペイの登録ユーザーは、日本国内で約6000万人。11月1〜4日の日程で行われた関西大学統一学園祭で出店した模擬店のべ200団体のうち、半数がペイペイを導入した。
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