第47回関西大学統一学園祭が1日、千里山キャンパスで4日間の日程で始まった。
2014年の第37回以来、10 年ぶりに雨となったオープニングセレモニーには、関大生約1000人が参加した。
【写真】2023年統一学園祭のハイライトシーン エンディングで打ち上がった花火
あいさつに立った副学長の村上泰子文学部教授は「4日間、学部の授業はすべて休講になっている。それは学園祭の準備期間を含めて、皆さんが時に仲間とぶつかったり一人で悩んだり、悩んできたことに突破口が見つかって喜んだり。そうしたことが皆さんの成長につながる。教育上も、非常に大きな意味があると考えているからです。ぜひ、積み重ねてきた皆さんの力を大いに発揮して欲しい」と呼びかけた。
2024年の学園祭のタイトルは「祭大火力(さいだいかりょく)」。統一学園祭実行委員会常 任委員会委員長の中野廉士(れん)さん(商3)は「関西大学が一体となり、47年続くこの学園祭で最も盛り上がる学園祭を創り上げ、後世につなげていきたい」と話し、関大生のハートに火をつけた。
スペシャルゲストとして、2025年大阪・関西万博のマスコットキャラクター・ミャクミャクがサプライズ登場した。中野さんと同祭実行委員会統一企画構成委員会委員長の今中祐介さん(商3)が2人で開会を宣言すると、無数のジェット風船が舞い上がった。
2024年の統一学園祭は、史上最多となる約15 万人の来場者数を目標にした。2019年の第42 回で打ち立てた12 万人の記録に挑む中野さんは「達成することにこだわっている。ここから4日間で、史上最高の盛り上がりを見せる学園祭にする」と、手応えを感じていた。
今年はのべ 200 団体が模擬店を出店する。2023年の約160を超える数で、模擬店局長の北浦成隆さん(商3)は「対面での学園祭が再開して3 年目。認知度が上がった。大阪の大学らしく、ウエルカムで温かく、おもしろい模擬店ばかり」と胸を張る。「品目で多いものは焼きそば、フランクフルト、たません(たまごせんべい)、焼き鳥。本格的なラーメンや、二郎系ラーメンを出す店もある」と説明した。
降りしきる雨の中、集客に苦戦する模擬店もあったが、焼きラーメンを400 円で販売した関西大学ラーメン同好会の模擬店は、200食が完売した。
谷口蒼空(そら)さん(法2)は、関大前にあったラーメン店「麺屋熊」でバイトした経験があり、2023年も店の助言を得てメニューを考案。「雨なので売れないかなと思ったんですけど、上出来」と自信を見せた。2日間で500食を用意しているという。
2日はタレントの重盛さと美さん、4日はダンス&ボーカルグループ・GENERATIONSの片寄涼太さんがトークショーで来演。3日は学園祭ライブが行われ、5人組バンドwacciが登場する。すべての公演で、当日券が用意される。
【関連記事】
【写真】萩原利久さん河合優実さんがまさかの関大生役!千里山キャンパスで撮影した映画予告画像
【写真】「関大で一番おもろいやつ誰やねん選手権」に出た関大生時代のゆりやん
SixTONES・森本慎太郎さんが関大生おなじみの店に来た!「だが、情熱はある」関大前でロケ