プロ野球のドラフト会議が24日、都内で行われ、関西大学文学部4回生で体育会野球部の金丸夢斗(ゆめと)投手の交渉権をセ・リーグの中日が獲得した。
金丸さんは運命の瞬間を、関西大学千里山キャンパス内で見守った。中日と巨人、阪神、DeNAの4球団が1位指名で競合。午後5時14分、テレビのモニターを通じて中日が交渉権を獲得したことを確認するとフーッと大きく息を吐いた。
ドラフト前に「ご縁がある球団に貢献して日本一になれるように」と、心境を語っていた金丸さん。中日と赤い糸がつながり「本当に、とてもドキドキしてました。率直にとてもうれしい気持ちです」と思いを語った。
同キャンパスの会見場には、42社130人の報道陣が詰めかけた。2014年1月に千里山キャンパスで行われたフィギュアスケートの高橋大輔さん、町田樹(たつき)さんのソチ五輪壮行会に50社100人が集結して以来のフィーバーぶりとなった。関大史上最高の注目ぶりに「光栄です」と笑った。
凜風館では、パブリック・ビューイング形式で関大生や職員が約200人がプロ誕生の瞬間を見届けた。【佐野日向子、小野桃子】
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