関西大学統一学園祭を主催する関西大学統一学園祭実行委員会は18日、2024年の統一学園祭を11月1日（金）～4日（月・祝）の4日間で開催すると発表した。会場は千里山キャンパスで、祝日授業が予定されていた11月4日を含め、学園祭期間中は13学部で休講となる。
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1978年（昭和53）に当時の6学部ごとに行われていた各学部祭と、サークルの代表を集め、関西大学統一学園祭がスタート。2020、21年はコロナ禍で２回連続オンライン上で実施された。47回目となる統一学園祭は、毎年恒例の学園祭ライブや、講演会も開催する方向で調整されている。
2023年の統一学園祭は11月2～5日の4日間で行われ、2022年の動員数5万6195人を約5万人上回る10万742人が来場した。期間中、のべ159の模擬店が出店。ホストで実業家のROLANDさん（31）、タレントでモデルのアンミカさん（52）がトークショーで来学し、チケットは発売開始日に即日完売した。
千里山キャンパスの中央体育館で行われたシンガー・ソングライター清水翔太さん（35）の学園祭ライブには、3500人が来場。ソールドアウトしたチケットを手に入れられなかったファン約100人が「音漏れ」を期待して、会場の周りにあふれた。
2024年の統一学園祭のテーマは「祭大火力（さいだいかりょく）」。関西大学統一学園祭実行委員会常任委員会委員長の中野廉士（れん）さん（商3）は「対面での学園祭3年目。コロナ禍で途切れかけていた学園祭を次につなげていくよう〝繋がり継なげる〟学園祭にしたい。2年前は『0からの祭起動』。去年は『笑（わろ）てんか』。盛り上がりを大きなものにしていくために、てんか＝点火したものを一番大きな火力に上げていきたい」と思いを語った。
過去最高だった2019年の12万人を超える来場者を目標とする。西日本の大学祭では最大動員数を誇るが、中野さんは「西日本最大を掲げた上で、47回目は15万人と歴代最高を目標にしたい。『祭大火力』には最も偉大…〝サイダイ〟とのダブルミーニングもあります」。
統一学園祭まであと106日。カウントダウンが始まり、学園祭に関わるすべての関大生の心に火が着いた。【佐野日向子】
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