関西大学エコトレイプロジェクトの(左から)芝氏梨那さん、武仲音波さん、日野桂輔さん、福田彩伽さん

11月3日に開幕する関西大学統一学園祭の模擬店で使用される紙皿・紙コップなどの食器には、リサイクル可能なエコトレイ容器が使用されている。各模擬店への配布や回収・分別を行う関西大学エコトレイプロジェクトが、関大生ボランティアを募集している。

2012年の統一学園祭から部分的に導入され、翌2013年からはすべての模擬店で使用が義務づけられた。エコトレイ容器は、自然素材からできた非木材紙製のトレー。フィルムが貼ってあり、食器としての利用後は剥がすことができる。フィルムは燃えるゴミになるが、回収された容器は再資源化され、新たなトレーになる。使い方は簡単で、角の取っ手を折りフィルムをめくるだけ。この数秒の手間で、ごみが大幅に削減される。

関西大学のエコな学園祭への取り組みは、他大学にも広がっている。3年ぶりの対面開催となる今年は、3日間(最終日は模擬店なし)で102団体が出店。約4万7千枚のエコトレイ容器が使用される予定だ。学内に6カ所の専用回収所が設置され、関大生ボランティアが回収・分別や、来場者への案内を行う。

50~60人の関大生ボランティアが必要だが、現在まだ必要数が集まっていない。関西大学エコトレイプロジェクトの日野桂輔さん(商4)は「ボランティアは学部、学年を超えて集まる。ボランティアに入ることで、交流の幅を広げて欲しい」と呼びかけた。

芝氏(しばうじ)梨那さん(法4)は「やりがいが感じられるし、思い出にもなる。他大学ではない活動なので、達成感が貴重な経験になる」と振り返る。竹仲音波さん(文4)は「(エコトレイを回収する)ごみステーションやいろんな作業は違う人同士でするので、コミュニケーション能力が身につきます!」と強調した。

福田彩伽さん(文4)ら4人は、1回生の時にエコトレイプロジェクトに参加。コロナ禍で対面での学園祭は3年ぶり。卒業間際の4回生になって、再び同志が集結した。福田さんの6歳上の兄も、関大生時代にエコトレイプロジェクトで活動していたという。「2年空いてしまったが、活動ができてうれしい。ボランティアに参加して、後輩たちに引き継いでいってほしい」と話し、エコトレイのバトンを次世代へ渡すつもりだ。

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