「関大前まちかど図書館」のオープンセレモニーに出席した前田裕学長(左)と後藤圭二吹田市長

関西大学が29日、千里山キャンパス周辺の関大前商店会加盟店舗など6カ所に、誰でも閲覧・貸出できるミニ図書館「関大前まちかど図書館」を開設した。関大前のランドマーク施設・フタバボウルではオープンを記念したセレモニーが開かれ、前田裕学長(ゆたか、66)、吹田市の後藤圭二市長(64)らが出席した。

【写真】前田学長とジャルジャル福徳さんの2ショット

「関大前まちかど図書館」は、関西大学が大手書店の丸善雄松堂、紀伊國屋書店とともに選ぶ新入生への推薦図書「新入生に贈る100冊」に選定された本が置かれる。各店舗のラックには、100冊に選ばれ学長が激推しするジャルジャル福徳秀介さん(38=06年文卒)の小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」(小学館)などの本が並んだ。

前田学長は「活字離れから活字に戻ってもらうことが大切。本を介して、街のみなさんと関西大学が一緒になれるのでは。学生のみならず、市民のみなさまにも読んでもらいたい。大学の知を地元に広げていきたい」と、学生の活字離れ解消と地域交流に重きを置いた。

ピンの音がガンガン響くボウリング場のレーン前に置かれた本棚に、ジャルジャル後藤淳平さん(38=06年文卒)の父でもある後藤市長は「本とボウリング場のミスマッチがいいよね」と笑顔を見せた。曽野綾子著「人間にとって成熟とは何か」など、10冊の本を推薦。〝アカデミア(大学など研究施設)のにじみ出し〟という言葉を使い「大学と経済的、文化的、学術的につながっている吹田市は素敵なアカデミア。地域に広がっていくことを期待している」と話した。

2022年版の「新入生に贈る100冊」はすでにホームページなどで公開され、約7000人の新入生に小冊子などで紹介される予定。100冊は関大生の保護者会・関西大学教育後援会が購入し、電子書籍や、各キャンパスの図書館などで読むことができる。【渡辺薫音】

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