「フィギュアスケート・西日本選手権」(6日、アクシオン福岡)
男子フリーが行われ、須本光希さん(政策創造3)は122.62点、合計194.54点で2位。木科雄登さん(社会安全2)は112.89点、合計180.61点で3位に入った。日本スケート連盟は7日、西日本選手権の結果による全日本選手権(12月・さいたまスーパーアリーナ)の出場選手を発表。関西大学から男子では須本さんと木科さん、予選免除選手の三宅星南さん(せな、総合情報2)が大舞台のリンクを踏む。
原因不明の体調不良に打ち勝った。須本さんが、全日本選手権への出場を決めた。「演技が終わった後も表彰台に乗れるとは思っていなかったっていうのが本音。びっくりな気持ちもあるけど、うれしい気持ちも…」と、表彰台の感触をしっかり確かめた。
5日のSP後、思うようにならない体への不安を口にした。「練習をし出すとじんましんが出るのと、吐き気がけっこう、ひどい時は嘔吐(おうと)だったりっていうのもある」。原因がわからない不安さは、精神面にも影響を及ぼす。もう練習するしかない状況、と声を絞り出した。
本田武史コーチの金言が、須本さんの背中を押した。フリーの演技前「やるって決めた以上、しっかりやって。思いっきりやっておいで」と声をかけられたという。「近畿ブロックに出た以上、体調のことは言い訳にできない。全日本に出たいっていう気持ちがあった」と開き直った気持ちが、年末の大舞台への切符をつかんだ。
全日本選手権の舞台となるさいたまスーパーアリーナ。会場の印象を聞かれ「羽生選手もすごい演技だったけど、一緒に練習してたのが町田樹さん。身近にいた町田さんってのは本当に、自分の頭の記憶には残っています」と、2014年に同地で開催された世界選手権がよみがえるという。自身の活躍で、新しい記憶に塗り替える。
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