人間健康学部4回生野口智哉さんをオリックスが2位指名「高い評価をいただいて光栄」

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オリックスに2位指名され、ブースポのカメラマンの前でスイングを披露する野口智哉さん(撮影・小野桃子)

関西大学体育会野球部の野口智哉内野手(人間健康4)が11日、同日都内で開かれたプロ野球のドラフト会議でパ・リーグのオリックスから2位で指名されたことを受け、千里山キャンパスで会見に臨み、バファローズの一員になったことを喜んだ。

【写真】巨人に育成ドラフト6位で指名された小山翔平さん

野口さんは、同キャンパス内に用意された会見場で指名の瞬間をじっと見守った。サプライズで集まった野球部員から肩車されると、緊張しきっていた表情がようやくほぐれた。「2位指名という高い評価をいただいた。本当に強いチームに入れるんだなと、すごく光栄に思います。1位でいけなかった悔しさはありますが、しっかり活躍して選んでよかったなという選手になりたいと思います」と力を込めた。

サプライズで集まったチームメイトから祝福を受け、肩車される野口智哉さん(撮影・小野桃子)

関大からのプロ野球選手誕生は、2017年の育成ドラフトで巨人に指名された小山翔平さん(24=18年経済卒)以来。セ・リーグの広島は、商学部出身で社会人野球三菱重工Westの森翔平投手(23=20年商卒)を2位指名。阪神・岩田稔投手(37=06年経済卒)の引退で関大出身のプロ野球選手はゼロだったが、一気に2人誕生した。

岩田さんから「次は頼むぞ」と声をかけられたことを明かし「関大の名に似合った活躍ができればいいかなと思います」と気を引き締めた。ドラフト前日の10日は、関西学生野球秋季リーグで優勝を決め、運命の日もリーグ戦で豪快なホームランをかっとばした。「人生の中でもすごく印象深いというか、すごく大きな一日になったと思う」と、激動の2日間を楽しんでいるかのようだった。

会見に同席した早瀬万豊監督(左)、田尻悟郎顧問(右)とグータッチ(撮影・小野桃子)

徳島・鳴門渦潮高から関西大学に進んだ。「入学する前になるべく上位でプロに行くっていう意気込みを持って入学してきた。4年間、自分の中で培ってきたものが結果が表れた」と振り返る。小学校6年生の一時期、オリックスのジュニアチームに所属。当時の指導者は、野口さんの指名を決めたオリックスの乾絵美スカウト(37)で、バファローズとの赤い糸をたぐりよせた。

関大前では、ウッドビレッジのオムライスを週1で必ず食べていたという。吉田正尚外野手のような、打てる選手になりたいと抱負を語った野口さん。「関大生のみなさんに応援してもらえるような選手になれるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と、自身の活躍で関大生のオリたち・オリ姫を誕生させる。【小野桃子、村岡すみれ】

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