2021年の関西大学統一学園祭(10月31~11月3日)が、オンラインで開催されることが7日、分かった。関西大学統一学園祭実行委員会が発表した。2020年に続き、キャンパスに集客しない形式の無観客学園祭。授業日の11月1、2日は全学部で休講になる。
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同学園祭実行委員会は、千里山キャンパスで対面での開催を目指していた。オンラインとの併用や、キャンパスへの入場を関大生に限定する形式も検討したが、コロナ禍で集客しての学園祭開催は難しいと判断した。
1978年(昭和53)に始まり、2019年には史上最多の約11万人が来場した関西大学統一学園祭。新型コロナウイルスの感染拡大で、2020年は4日間すべてオンラインで開催された。学園祭3、4日目は千里山キャンパスの中央体育館に中央ステージを組み、学園祭ライブやお笑いライブ、後夜祭などの生配信が予定されていたが、同年10月に学内で大規模な感染者集団(クラスター)が発生。ライブ配信は中止された。
関西大学統一学園祭常任委員会委員長の橋本卓成さん(文3)は「少しでも可能性があるのなら、対面での開催を目指していた。正直、すごく悔しいという思いはある。ただ、オンラインと決まったので気持ちを切り替えて、いい学園祭ができるよう全力を傾けている」と話した。
オンライン学園祭の配信コンテンツは、ほぼYouTubeやインスタの動画を通じたオンデマンド方式で配信される予定だ。2019年まで毎年恒例だった学園祭ライブやお笑いライブの開催を目指すが、後夜祭も含め生配信は難しいという。
2年連続のオンライン学園祭。新しい様式での統一学園祭をつくる模索が続いている。
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