PCRモニタリング調査が行われた新関西大学会館がワクチン接種の会場になる

関西大学は、全国大学で6月21日から可能になる新型コロナウイルスのワクチン接種について「かなり前向きに検討している」(広報課)と話したが、医学部や付属病院などを持たないため、打ち手の確保が難しく実施時期のめどは立っていないという。

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大学ごとに決める接種対象については、学生や教職員のほかに近隣住民などを含めるかどうか検討を進めている。ワクチンの接種会場については、千里山キャンパス内に会場を確保。大学には産業医2人と保健管理センター内の看護師がいるが、2万8000人いる学生への接種には外部の医療機関の協力が不可欠。「現時点で、打ち手やワクチンの供給など、何も決まっていない」(担当者)とした。

関西大学は、6月21日から対面授業を再開する方針を固めており、7月23日から予定されている春学期試験も実施される予定だ。大阪府から大学へのオンライン授業実施要請が解かれることが条件になるが、今月中にもキャンパスにいつもの光景が戻ってきそうだ。

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