大阪府の吉村洋文知事（45）は5月27日、府庁で囲み会見に応じ、現在府内の大学に要請しているオンライン授業実施について、6月1日以降も継続する考えを示した。
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政府は、大阪府などに発出されている緊急事態宣言について、6月20日まで期限を延長する方針。府は5月28日に新型コロナウイルス対策本部会議を開き、要請の継続を最終的に判断する。
関西大学の前田裕学長（ゆたか、65）は、現在実施されているオンライン授業について、緊急事態宣言の発出が延長されても大阪府のオンライン授業要請が解除されれば、対面授業を再開する意向を示していた。関係者への取材では1週間の移行期間の後6月7日からの対面授業再開に動いていたが、府の要請継続で見送りになる公算が高くなった。
吉村知事は、府内の大学へのオンライン授業実施要請について、5月28日の会議で判断するとしながらも「大学生は非常に行動範囲も広くて、若い世代で先に感染が広がってくる傾向がある。大学においての感染対策の徹底、授業のありかたも含めて、オンライン授業。部活動、サークル活動、飲み会…ここについては引き続き感染対策の徹底をお願いしたい」とした。
2020年は5月1日に春学期をすべてオンライン授業で行うと発表した関西大学だが、2021年は大阪府からのオンライン授業実施要請が解ければ対面授業を再開する方針。6月20日で緊急事態宣言と大阪府からの要請が解除されれば、1週間の移行期間を経て6月28日からの対面授業再開が有力視されている。
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