関大前の人気ラーメン店「武双家」が、なんとラーメンECサイト・menjoy（メンジョイ）にて通販を開始したとの情報を受け、店長の樫本教道さん（41）にブースポラーメン班が突撃取材した。
【写真】これが学生が作ったラーメン！？関大ラーメンサークル、本気の一杯
通販を始めたきっかけは、menjoyから直々に通販化のオファーが来たことだった。「menjoyさんとしては家系ラーメンの商品を出したかったみたいで、声をかけていただきました。前から僕も一度話をさせていただきたいなと思っていたこともあり、面白そうだと思ったためぜひお願いしますという話になりました」と、樫本さんも意欲的だったことを明かす。
とにかく、できる限り店の味に近いクオリティを出すことにこだわったという。今回販売されるのは冷凍ラーメン。店で使用している生麺と店舗で作ったスープをそのまま工場で瞬間冷凍するため、いつも食べているお馴染みのラーメンにより近い味が楽しめる。樫本さんに味の再現度を問うと「80点くらいじゃないかな」。高得点が出た自信作だ。
2020年のコロナ禍では、緊急事態宣言や大学のオンライン授業の影響で外食をする人が減り、関大前の飲食店の多くが大打撃を受けた。今回完成したラーメンも「なかなか吹田まで足を運ぶ機会がなくなってしまったお客さんに、一番食べてもらいたい」との思いで、商品化に向け試行錯誤を重ねてきた。
3月15日の販売開始時に出した50食は即完売した。まさに争奪戦だった。「まさかそんなにすぐ売れると思ってなくて。いま急いで（追加販売分を）作ってます」とうれしい悲鳴を上げる。
大学前に来られなくなった関大生だけでなく、遠方から購入した人もいた。今後はお店の状況も見つつ、1日50食〜100食を出していくという。
2021年1月で、ちょうど10周年を迎えた武双家。樫本さんは「10周年なので、攻めた感じでいきたい」。関大生に愛されるラーメン店は、今後も新たな試みをしていくようだ。【村岡すみれ】
らーめん通販menjoy・武双家の商品ページ https://www.menjoy.jp/c/iekei/m03401
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