高橋大輔さんRD後一問一答「哉中ちゃんの方が男前。かっけーな!と思って滑ってました」

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アイスダンスのリズムダンスで演技する村元哉中、高橋大輔組=長野ビッグハット(写真:アフロ/JSF)

「フィギュアスケート・全日本選手権」(26日、長野ビッグハット)

アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、関西大学KFSCの村元哉中(かな、27=16年人間健康卒)、高橋大輔(34=08年文卒)組は67.83点で2位発進した。以下、2人のオンライン会見での一問一答。

【写真】NHK杯の表彰式で、優しい表情で村元さんにメダルをかける高橋大輔さん

-演技を終えていかがですか

村元「朝の公式練習でアクシデントがあってどうなるかなという状況だったので、無事にミスなく、一応自分たちが満足いく演技ができたのですごく嬉しくて安心して…よかったぁって。(笑)」

高橋「朝のアクシデントで怪我があったので本番どうなるかなと言うところからのスタートで。いつも以上にメンタル的には厳しかったところで。とりあえず終えて、ほっとひと安心っていう感じでしたね」

-左足はどのような状態?

村元「ひざ裏のハムストリングみたいな筋みたいなところなんですけど。詳しくは検査してないので、これ終わった後で行く予定にはしてるんですけど。大丈夫です」

-こういう状況で「出よう」と決断したのは?

村元「練習が終わって、一度ホテルに戻ってトレーナーとも状況を連絡しながら、ここにいるドクターの方にも見てもらった時に別に靭帯とか切れてないとか言ってくれたので、そこは安心したのと、5分間練習でもう一回氷に乗ってみて、最終判断をしようってお互い決めて、5分間練習終わったあとにどうするか決めました」

-厳しい状況の中でNHK杯よりもいい点数で会場も素晴らしい雰囲気だったと思うが

高橋「本当に、前回のNHK杯からの演技を比べると自分達としても良くなったなというのを感じたので、それも得点に表れてすごく嬉しかったですし、終わった後もお客さんが、始まる前からですけど、すごい温かい空間を作ってくださってほんとに助かりました。楽しかったです」

-あすのフリーの意気込みを

村元「あすが足の状態がどうなるかまだ一晩おいてどうなるかわからないんですけど、十分ケアしてドクターにもう一度見てもらって、せっかくの全日本なので滑れる状況に持って行けるように。メンタルも身体も整えてあす滑りたいと思います」

高橋「ほんとに明日の様子を見てってところになると思うんですけど、まあ思いっきり、滑るなら滑るで思いっきり全力を尽くしてやっていきたいなと。その準備をして迎えたいなと思います」

-NHK杯からの練習で今回に生きたことは

村元「リズムダンスに関しては結構ところどころ変えた部分が多かったんですけど、もう少しスピードが出るようなトランジションだったり、動きがもっと大きく見せれるような変更点をたくさんしてきた中で、それが上手くこのような状況でもまとめられたのはすごい良かったなと思いますし、2人の今大会の目標が「攻める」っていうのがひとつのテーマだったので、そういった部分でもできたかなって思ってます」

高橋「前回の時はちょっとお互い慎重になってたなっていう部分があって。この短い期間で直せる部分っていうのは大きく演技をしたり、技術的なことはすごく短期間では難しかったので、表現という部分でもうちょっと何とかしなきゃなっていうところで。練習のときから思いっきりやってきたので、それが演技として上手くいかせたのかなって思います」

-パートナーがいる状態でメンタルを整えることの違い・変化は?

高橋「今までは自分の体の感じだったり、フィーリングだったりとかが一番重要でしたけど、相手がいて相手は今どういう状態なのかっていうのを感じられないと、自分だけが先に行きすぎてもダメですし、そういったのを感じないといけないというのはすごくシングルと違った部分です」

-けがをした時の状況や思いは?

高橋「ちょっと最後のステップのところでお互いツイズルをする場面があるんですけど、若干タイミングがズレてしまいまして足と足がぶつかってしまって、そのまま引っかかって僕がちょっと哉中ちゃんの左足の上に全体重かかっちゃったという感じで…。そのときの感触的には『やばいな』っていうのがあって、振り向いたら哉中ちゃんうずくまってたんで『うわこれはどうしよう』っていうか…ほんとにやばいやつかもっていう風に思ったので、本当にあの時は生きた心地がしなかったんですけど。まあそのあと立てたので、立てたことにちょっととりあえずひと安心してって感じで。そのあとは様子見だったなって感じです」

村元「ほんと転倒する時って一瞬の出来事だったので、何が起こったんだって感じと、結構全体重乗ったから…初めての感触だったんで「あー!やっばー!」って思った感じはあったんですけど。ほんとはね、すぐ立ってそういうシーンってのは…びっくりしたのと、『やばいかも』っていうので立てなかった瞬間はあったんですけど。でも大丈夫です」

-最初はだいぶ激痛?

村元「そうですね、立ちたくても力が入らない感じだったので、どうしよう…って感じはあったんですけど…。でも立った時に、本当にやばいともうちょっと体重乗っけてもたぶん痛みは感じると思うんですけど、立ってちょっと体重乗せた時はすごい痛いっていう感じではなかったので。後から来た感じはあったんですけど。でも大丈夫です」

-アクシデントがあった中でお互いどのように気遣い・声掛けした?

村元「転倒した時、たぶん一瞬パニックになったと思うので、とりあえず大ちゃんには心配かけないよう『大丈夫だよ』と声をかけあいして、余計なことを考えないように」

高橋「哉中ちゃんが気を使ってくれてるというか、心配かけないよう振舞ってくれてるなって感じてたんですけど、僕自身声かけるっていうよりか、自分がしっかりしなきゃなって感じで、あんまり動じないようにしなきゃなっていう風に。僕が動じてしまっても逆に心配かけるだけなので。いつもと変わらないように過ごしましたかね」

村元「本番のときも、大ちゃんがコールされる前に『頑張ろう!』みたいな声を掛けてくれたので、きょうは本当にもう全力で大ちゃんに頼って、大ちゃんがフルでサポートしてくれたのがすごい伝わったんですよ。すごい『あーセンキュー!』みたいな。「ありがとう!』って感じで。演技終わったあとにやっぱパートナーがいるって心強いなって思いました」

-改めて、大ちゃんは男らしかった?

高橋「そんなことはないと思う(笑)」

村元「いやほんと、素晴らしいパートナーだなと思います。もちろん男らしさというか、かっこいいなと思います」

高橋「全然哉中ちゃんの方が男前でしたよ(笑)。めちゃくちゃ痛いはずなのに、本番は何事もなかったかのようにパフォーマンスしてたんで。『かっけーな!』って感じながら滑ってました」

-お互い惚れ直した?

村元「スケーター同士として『アスリートって強いな』って思いました」

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