関西大学統一学園祭、今年は４日間すべてオンライン 11月1日から休講に

関西大学統一学園祭が、コロナ禍で今年は千里山キャンパスに集客をせず、4日間すべてオンラインで開催されることが2日、分かった。同学園祭の実行委員会が同日、正式発表した。

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オンラインでの統一学園祭は、11月1日日曜日から4日間の日程で行われ、唯一の授業日だった11月2日は休講措置がとられる（3日は文化の日、4日は大学創立記念日のため休み）。各学部ごとに行われていた学園祭が1978年（昭和53）に統一学園祭としてスタートした後、43回目で初の無観客開催となる。

昨年史上最多の来場者11万人を集めた一大イベントが、今年はオンラインで開催されることになった。関係者などへの取材によると、大学側が新型コロナウイルスの感染リスクを考慮。集客を伴う学園祭開催に難色を示し、学生側にオンライン開催を提案した。学生らでつくる統一学園祭実行委員会は、感染防止対策の実施を掲げ大学側と粘り強い交渉を続けてきたが、8月にリアルな場での学園祭開催を断念。オンラインでの実施にかじを切った。

統一学園祭常任委員会委員長の松原直哉さん（21＝経済3）は「対面での学園祭をやりたかったが、苦肉の策。コロナの感染拡大がどうなるか不透明で、来年以降もオンライン開催になった時のために、何か残せるような学園祭をつくりたい」と話した。

〝学園祭の華〟となったサークルやゼミの模擬店こそ姿を消すが、恒例の学園祭ライブや芸能人による講演会はオンラインでの開催に動いている。ＫＵロックフィーバーなどの企画もウェブを通じて行われる予定で、新しい様式での統一学園祭を目指す。

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