関西大学は9日、大阪府に発令された新型コロナウイルス対策の特別措置法にもとづく緊急事態宣言を受け、4月10日から5月6日まで、すべてのキャンパスで学生の立ち入りを禁止した。
9日に開かれた大学の新型コロナウイルス対策本部会議で決まり、同日中に周知された。総合図書館やITセンターなど学内施設が原則的に閉鎖されるほか、大学職員の一部が在宅勤務となるため、学部事務室やキャリアセンターなどの窓口業務も停止する。
春学期の授業は4月20日から始まるが、学生はキャンパスに登校せず、授業は当面インターネットを通じた遠隔授業になる。ブームスポーツの取材に、関西大学は5月7日のキャンパスでの対面授業再開を目指しているとしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によっては延期される。
クラブ·サークルなど課外活動の学内外での禁止期間も、当初予定の4月19日から5月6日までに延長された。部室などが入る誠之館などのサークル棟や中央体育館、関西大学たかつきアイスアリーナなどの施設もすでに閉鎖されているが、さらに期間が延びることになった。
関西大学生協の全店や、千里山キャンパス内のスターバックスコーヒー関西大学千里山店など、学生が集まる施設も休業になった。ただ、千里山キャンパス内は地域住民も利用する吹田市の市道が通っており、通行はできる。
台風·地震などの自然災害を除けば、2009年5月の新型インフルエンザ流行時に1週間、学生のキャンパス入構が禁止に。また、2019年6月の千里山交番襲撃事件で、警官から拳銃を奪った容疑者が確保されるまで入構禁止になったが、コロナ禍で約1カ月間大学が閉鎖される異常事態になった。
【関連記事】
【写真】南海キャンディーズ・山ちゃんのラジオ番組にAD志願した関大生がかわいすぎる
【写真】「関大で一番おもろいやつ誰やねん選手権」に出た関大生時代のゆりやん
