新しいUME・TEMMAをPRする黒田ゼミの女子学生

関西大学社会学部黒田勇ゼミの学生が手がけた梅サイダー「UME・TEMMA(うめてんま)」が、初年度で約2万2000本を出荷したことが分かった。このほど梅田キャンパスで開かれた同ゼミの報告会で発表された。

【動画】学生が制作したUME・TEMMAのCM動画

5年前に関西大学の楠見晴重前学長(65)のゴッドハンドで、数十年ぶりに湧き出た大阪天満宮の地下水。その天満天神の水を使ったUME・TEMMAは、昨年6月に発売開始された。売上目標の10万本には届かなかったが、約500万円の収入があり初年度から黒字化に成功。ご利益がありますようにと、大阪天満宮に5万円寄付した。

〝天神さん〟とゆかりのある梅専門店・五代庵の梅果汁が10%含まれた新バージョンのUME・TEMMAも、今夏から発売される。ゼミ生制作のCM動画も完成。SNSを駆使して、高校生や大学生にも認知を広げる。

学生が飛び込み営業で販路を広げ、大阪天満宮周辺の店や関大前以外の大手ホテル、スーパーにも販路を広げた。UME・TEMMAを生産するラムネのトップメーカー、ハタ鉱泉の秦彰宏取締役(42)は、関西大学経済学部卒。「我々にはない斬新な発信力を持っている」と、後輩たちの奮闘に目を細めた。

リーダーの長田芹奈さん(22=社4)は「UME・TEMMAはただの商品ではなく、関西大学や天満宮を宣伝する広告であり、メディアでもあるんです。天満一帯のにぎわいに貢献したい」と話す。300mlの梅サイダーに、思いをギュッと詰め込んだ。

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