小塚崇彦、浅田真央選手のコーチを務め、フィギュアスケートの世界殿堂入りを果たした佐藤信夫さん（77＝64年経済卒）が28日、社会的なスポーツ文化に貢献し、顕著な実績を残した個人、団体に対して贈られる「関西大学体育振興大島鎌吉（けんきち）スポーツ文化賞」を受賞。関西大学千里山キャンパスで授賞式に臨んだ。
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佐藤さんは60年のスコーバレー、64年インスブルック冬季五輪に出場。全日本選手権を10連覇を達成するなど、関大フィギュアの礎を築いた。2010年には、関西大学から当時史上4人目となる学長表彰を受けている。
2010年の学長表彰の際には、高橋大輔さんや織田信成さんら関西大学の後輩たちについて「彼らがフィギュア界の地位を高めたからこそ、私も殿堂入りが認められた。指導？いやいやそれは…影ながら応援できれば」と話していた。
「大学３回生の時に日本スケート連盟から、男子は世界選手権に出さないと言われた。その時、関大はなんとかするから行ってこい、と寄付を募ってくれた」と関大生時代を思い出していた。
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