KEYTALKとキュウソネコカミが対バン形式で行った学園祭ライブ。3500人の観客とともに敬礼!(撮影・白井康平)

11月1日から4日まで行われた第41回関西大学統一学園祭の来場者数が、最終的に10万4076人だったことが同実行委員会などの調べで分かった。昨年の9万人より1万4000人以上増加。1978年(昭和53)に始まった統一学園祭は、史上初めて10万人の大台を突破した。

統一学園祭実行委員会常任委員会委員長の佐藤佑樹さん(21=経済3)は「シンプルにむちゃくちゃうれしいです!10万人の目標は、僕が委員長になった時から、ずっとみんなに話していたこと。大学側とも、どのようにして学園祭を広めるか、集客の幅を広げるかを1年間ずっと話していた」と喜びを爆発させる。授業日数の厳格化で各大学の学園祭日程が縮小するなか、大学との粘り強い交渉で4日間の日程を守り抜いた。

インスタグラムやツイッターなどのSNSを駆使しての広報活動には、フィギュアスケート女子の宮原知子さん(20=文2)も協力した。大阪市の繁華街・梅田のうめだHEP前ビジョンに、統一学園祭のPR動画を放映。動画制作には、学園祭実行委員を卒業した学生なども関わった。

【写真】3200人が来場した昨年の学園祭ライブはこんな感じ

学園祭のコンセプトとして〝Join us!! 〜あなたが居てはじまる学園祭〜〟を掲げた佐藤さんは「今年は新しい広報活動に力を入れた。たくさんの人を巻き込んでいこうという考えの下、後夜祭などで体育会の人たちを巻き込んだり一般学生の統一学園祭への参加を促した」と振り返る。サークルやゼミなどの195団体が模擬店を出店。学園祭のラストを飾った4日の後夜祭にも、2000人が参加した。

11月2日に千里山キャンパスの中央体育館で行われた学園祭ライブでは、KEYTALKとキュウソネコカミが対バン。昨年度を超える3500人が詰めかけ、史上初の来場者10万人超えに大きく貢献した。キュウソネコカミの「ファントムヴァイブレーション」では、会場内が〝スマホはもはや俺の臓器〟の大合唱。KEYTALKの小野武正さんは「若いエキスを吸ってます」とMCで話し、関大生を笑わせた。

2000年に当時文学部4回生だった矢井田瞳さん(40=01年文卒)から始まった学園祭ライブには、2度ライブを行ったコブクロをはじめ乃木坂46、オレンジレンジ、SHISHAMO、ケツメイシ、MISIAなどが来演。アーティスト側から「関西大学の学園祭ライブで歌いたい」という〝逆オファー〟もあるという。2004年のオレンジレンジライブでは、観客がタテノリで揺れ体育館の床が陥没。今年も実行委員がジャンプ禁止を言って回らないといけないほどの盛り上がりだった。

来場者10万人は、関西の大学で行われる学園祭でナンバーワンの数だ。750人の学園祭実行委員とともに、平成ラストイヤーに金字塔を打ちたてた佐藤さんは「先輩方が作り上げてきた今までの統一学園祭があってこその知名度、今年の盛り上がりがあったと思います。自分が委員長を務める学園祭で、10万人という歴史を刻めたことが本当にうれしいです」と、2019年に新元号で行われる最初の学園祭へバトンをつなげた。【白井康平、村岡すみれ】

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