関西大学図書館の特設ページ

関西大学が書店大手の紀伊國屋書店、丸善雄松堂とコラボし、両社が配信する電子書籍約4万300冊を関大生がスマホ、タブレット等から自由に閲覧できるサービス「enjoy ebook everyday〜いつでもどこでも電子ブック」を、4月1日から期間限定で開始した。

紀伊國屋書店学術電子図書館「KinoDen」の300冊、丸善雄松堂の電子書籍提供サービス「Maruzen ebook Library」の約4万冊を、9月30日まで無制限に利用可能。関西大学図書館の特設サイトhttp://opac.lib.kansai-u.ac.jp/?page_id=35052から「KinoDen」ならプランK、「Maruzen-」ならプランMを選択。ITセンターの利用者IDとパスワードを入力すれば読むことができる。

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両社の電子書籍サービスを、同時に導入した例は関大が初。「読みたい本が貸出中…」といった不便さを解消し、総合図書館に行かなくてもスマホなどから利用できる“図書館サービス”となる。

期間限定な点が残念…。せめて卒論シーズンまで延長してほしいところだが、大学関係者は「利用者が多ければ延長を検討しますし、あまりにも利用者が少なければ9月30日を待たずに終了する可能性もあります。どんどん使ってください」と関大生の積極的な利用を促した。

また、芝井敬司学長(62)と紀伊國屋書店と丸善雄松堂の担当者が「新入生に贈る100冊」として、新入生に読んでほしい本100冊を選定。おすすめ本を紹介した小冊子が、今年の新入生6801人に配られた。芝井学長は高校卒業時、恩師から「私の薦める100冊の本」というプリントをもらい、大学1回生の夏までに100冊すべて読んだ経験があるという。

入学式でのあいさつで、思い出に残る本として三浦綾子の小説「塩狩峠」を挙げた芝井学長は「本物の大学生になるために、これからずっと本を読まなくてはなりません。もしあなたにいま、本を読む習慣がないのであれば、本と向き合う決心を固めてください」と話した。

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