第48回明治神宮野球大会・大学の部で関西大学は10日、1回戦で創価大と対戦し、1-2で逆転負け。1972年(昭和47)11月8日以来、約1万6438日ぶりの明治神宮大会1勝はならなかった。【写真・右腕を骨折しながらこの日の指揮を執った早瀬万豊監督】

関西大学野球部のアドバイザリースタッフ・山口高志さん(67=73年社会卒)が、投手として関西学生野球春・秋季リーグ制覇、全日本大学野球選手権、明治神宮大会優勝の4冠を達成した日以来、遠ざかる明治神宮大会での白星。42年ぶり出場となった2014年の同大会で敗れた創価大との対戦は5回表2死三塁、1番・多田桐吾(21=人間健康3)の打席で創価大の先発・杉山が暴投。タナボタの1点を先制した。

関西学生野球秋季リーグでは、阪本大樹(22=経済4)、山本隆広(20=人間健康3)の両投手がそろって5勝。山本投手が10月1日の近大戦で完全試合を達成するなど、関大は10勝2敗1分勝率.833の無双ぶり。両右腕がこの日も10奪三振を奪ったが、打線の援護がなかった。先発の阪本大が5回裏1死二、三塁から創価大の代打・海老原の同点犠飛で追いつかれ、続く9番・松本の右前適時打がV打となった。

決戦前には思わぬアクシデントに見舞われた。5日の練習で、打撃投手を務めた関西大学の早瀬万豊監督(はやせ・かずとよ、59=82年経済卒)に打球が直撃。右腕にヒビが入ったままこの日の指揮を執ったが「両手を使ってサインを出していたので出しづらかった」と痛い敗戦となった。

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