WBC世界ライトフライ級王者の拳四朗さん(けん・しろう、本名・寺地拳四朗=25、2014年人間健康卒)が22日、東京・両国国技館でペドロ・ゲバラ(メキシコ)を相手に初防衛戦に挑む。ベルトを奪取した5月20日のガニガン・ロペス戦はテレビ中継され、トランクス腰部分の「関西大学」の文字が画面に躍った。関大が拳四朗さんのスポンサーに!?拳四朗さんや関係者に話を聞きました。

フジテレビ系で全国中継されたロペス戦は、関東地区で9.5%(ビデオリサーチ調べ)の視聴率。東京周辺だけでも約176万人が見た計算になる。宣伝効果十分の〝トランクス広告〟。拳四朗さんの父で、BMBボクシングジムの寺地永会長(53)は「大きいのは100万円、小さいのは20万円。継続で2回目から10万円。でも、こういうのは気持ちなんで…」とスポンサー料金を教えてくれた。

関西大学広報課は「拳四朗さんのトランクスに、広告費は発生していません」と話す。あれ…無料!?拳四朗さんによると「ただ、関大の名前を売りたい。だからお尻のところに、関西大学っていう名前を入れさせてもらっているんです」と、ボランティアで母校のPRを買って出たという。

厚い壁を打ち砕き、現役生・卒業生初のボクシング世界王者となった拳四朗さん。7月には芝井敬司学長から学長表彰を受けた。「卒業後も関大とともに闘っている感じですね」。22日のV1防衛戦も、フジテレビ系列で中継予定。もっと有名になりたいー自身も関西大学の名も、日本中に轟かせる。【写真・5月26日、関西大学ボクシング部の練習を見学した拳四朗さん(前列中央)。左隣の選手が試合で着用するトランクスを持つ】

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