関西大学千里山キャンパスで6日、芝井敬司学長(61)とのチェキ&握手会が開かれ、約400人の受験生が参加した。2万人以上が訪れたオープンキャンパス・サマーキャンパスのイベントで、学内に設けられたフォトスポットには高校生が殺到。3月に行われた前回の8倍もの人が、学長とのチェキに収まった。

2人の女子高生が両腕でハートをつくり、芝井学長を囲んだ。「はいチーズ」。大学職員のかけ声に、学長は驚きながらも笑顔を見せた。学長と握手を交わし、チェキをもらったJKはキャハハと笑う。「入学式で待ってます。最後まであきらめないで!」。学長のメッセージが記された特製の写真ケースは、縁結びの糸がデザインされた。

大阪府内の高校に通い、政策創造学部を志望する野中亜美さん(17)は「ご利益があると思う。この写真を見て頑張ります」とテンションを上げる。友人で経済学部志望の加納彩音さん(18)は「パンフレットを見てこんなイベントあるんや、とゲラゲラ笑っていた。受験の時に持ってきます!」とお守りにするつもりだ。

受験生が学長をハートで囲んだり、肩を組んだりする大学もおそらく関大だけだろう。芝井学長は「ハートはびっくりしましたが…喜んでくれたり、お守りにしてくれたりするプロセスが生まれてくれたら」と、1時間以上かけて高校生と触れ合った。来春、新入生がチェキを見せてくれたらうれしいという。

リクルート進学総研の調査で、関西大学は関西エリアの高3生が選ぶ「志願したい大学」で10年連続1位になった。「手が届きそうで、努力したら受かるというのが、高校生に成長できるという印象を持たれているのでは」と分析する。楽しい友達ができるイメージを、大学がつくれるかどうかも重要、と話す芝井学長。チェキを撮っていた受験生は、みんな楽しそうだった。【写真・受験生と写真に収まる芝井敬司学長(中央)】

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