フィギュアスケート女子の宮原知子さん(みやはら・さとこ、19)が、関西大学文学部を休学することが29日までに関係者の話で分かった。9月21日に始まる秋学期を休学し、平昌五輪シーズンとなる今季に集中する。【写真・関西大学文学部を休学した宮原知子さん】

目標とする五輪出場に向け、文武両道を是とする宮原さんが決断した。関係者によると、2回生になった春学期から休学しているという。左股関節の疲労骨折後、4月末まで都内の国立スポーツ科学センター(JISS)に泊まり込みでリハビリに専念。けがの完治を最優先にしてきた。

7月2日に関西大学たかつきアイスアリーナで行われたエキシビションで、約半年ぶりに演技を披露。「今シーズン五輪に行きたいなと思っているので、全日本(選手権)までにしっかり調整できたらいい」と、優勝選手が平昌五輪の日本代表となる12月の全日本選手権に照準を定めた。濱田美栄コーチ(57)は「10月から追い込んでいければ」と話しており、勝負の秋へ向けて女王が全身全霊を注ぐ。

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