関西大学の統一学園祭が、今年は11月2日(木)から5日(日)までの4日間の日程で行われることが20日、統一学園祭実行委員会から発表された。学園祭期間中は、全学部で休講措置がとられる。【写真上・昨年の統一学園祭風景 写真下・統一学園祭実行委員長の三堀峻平さん(撮影・白井康平)】

初日以外は、世間の3連休をはさむ神日程だ。昨年はSHISAMOの学園祭ライブや、220のサークル・団体が模擬店を出店。4日間で8万人が来場し、2004年に記録した最多来場者数に並んだ。

1978年(昭和53)の第1回以来続いて来た統一学園祭は、今年で40回の節目を迎える。各大学の学祭が縮小傾向の中、統一学園祭実行委員長の三堀峻平さん(21=経済3)は4日間開催にこだわって、大学側と交渉を続けてきた。

「4日間だからできることがある。統一学園祭の理念のひとつである全学交流の場というものは大事にしたいし、関大生の皆さんも学祭を交流の場にしてほしい。今年は大台に乗せたい」と、来場者10万人を目指す。

タイトルは「All One〜進め、共に、頂へ〜」に決まった。今年の学園祭で大切にしたいこと。三堀さんは、仲間と協力して目標をやり遂げることを挙げた。「ただ楽しむ、という目標でもいい。おのおのが考える最高到達点を目指して進んでほしいし、仲間とのつながりを感じてほしい」と、750人を超える学園祭実行委員の思いを代弁した。

学園祭実行委員の数が日本一ならば、4日間にかける情熱はどこの大学にも負けない。250人ほどが、実家通いでありながら関大前に自費で下宿するという。「学園祭に来てくださる方々の笑顔を見て、これが学園祭のあるべき姿だと思った。受け継いでいかないといけないし、届けたい」。先輩たちが代々、秋風に乗せて咲かせてきた笑顔の花。三堀さんたちの熱い思いで、今年も満開にする。

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