ボランティアで関大生の就職支援を行う学生団体・エンカレッジ関西大学支部が、エントリーシート(ES)やグループディスカッション対策の無料講座を活発に開いている。2019年卒の学生を対象にしたインターンが活発になる夏休みを前に、3回生の関心も急上昇。すでに240人が参加したという。

同団体の三田春菜さん(21=文4)は、人材派遣企業など3社から内定を得た。「自分がやろう!と思った日が、就活スタートの日。何をしていいかわからないという人は頼ってほしいし、不安をぬぐい取ってあげたい」と、迷える後輩たちを内定へナビする。

エンカレッジは全国の大学に支部があり、昨年関大でも産声を上げた。4回生がメンター(指導者)となり、自己分析や面接の指導、ESの添削などを行っている。15人のスタッフは、昨年の受講者。自身の知識や経験を、後輩たちに伝承していく。内定をゲットした学生たちのアドバイスは、今の3回生にとって頼もしい。【写真上・昨年のスタートアップセミナー風景 写真下・エンカレッジ関大の学生メンバー】

今年の就活を体験してきただけに、就活のトレンドを読み取る力は大学のキャリアセンターに負けない。同団体支部長の養會敦観さん(ようえ・あつひろ、21=法4)は「キャリアセンターがインターンは冬からでいい、と学生に言っていたのを聞いてマジか?と思った」と語気を強めた。

統一学園祭の実行委員だった三田さんは、準備のため3回生の夏はインターンに参加できなかった。膨らむ不安は、エンカレッジの学生スタッフへの相談で解消した。「中途半端になるよりも、自分のやりたいことを100%やり切ってから参加したほうがいい、とアドバイスされて吹っ切れました」。インターンひとつにとっても、十人十色の学生たちが参加者に合ったアドバイスができる。

就活という2文字には、どうしても重く暗いイメージがつきまとう。養會さんは「自分自身は、就活で変われた。納得がいくような、未来にワクワクできる環境を用意してあげたい」と意気込む。先輩から後輩、そのまた次の世代へ。関大生ならではの助け合いで就活を乗り切る。

【エンカレッジ関大公式ウェブサイト】https://kandaiencouragemed.wixsite.com/2019

【公式ツイッター】https://twitter.com/@encourageku18

 

 

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