関大生の父母で組織する関西大学教育後援会の創立70周年記念式典が2日、高槻キャンパスの関西大学たかつきアイスアリーナで行われ、宮原知子さん(19=文2)、本田真凜さん(15=関大高)らがアイスショーに出演し、華を添えた。

大トリに登場した宮原さんは、エキシビション「翼をください」を披露。左股関節の疲労骨折後、公の場での初の演技に「今までで一番楽しいという気持ちが強かった。きょうやっと楽しく、足のことを何も考えずに、本気で滑ることができた」と笑顔を見せた。

まだ完全には戻りきっていないが「今シーズン五輪に行きたいと思っているので、全日本までにしっかり調整できたらいい」と、優勝選手が平昌五輪の日本代表となるフィギュア全日本選手権(12月20〜24日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)に照準を定める。今季のフリーは、トム・ディクソンさん振り付けによる「蝶々夫人」に決定。きょう3日にカナダに渡り、SPを作成する。

ツインテールをなびかせながら「スプリング・ソナタ」で色香を振りまいた真凜さんは「今季は五輪に出場することを目標にやっていきたい」と気合を入れる。今季SPはジェフリー・バトルさん振り付けによるタンゴ「ジェラシー」と「ラ・クンパルシータ」のミックス曲、フリーはデヴィット・ウィルソンさんによる「トゥーランドット」と明かした。

記念式典には佐藤信夫さん(75=64年経済卒)久美子さん(71=68年商卒)夫妻や高橋大輔さん(31=08年文卒)らフィギュア界のレジェンドが集結。高橋さんは「僕は悔いが残るシーズンを過ごした後悔がある。今の選手にはけがなく悔いなく、納得がいくスケート人生を送ってほしい」とエールを送った。

ブームスポーツでは宮原さん、真凜さんの会見での一問一答を掲載する。【山本朝子、白井康平】

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1コメント

  1. いつも楽しく拝見しております。

    「スプリング・ソナタ」で色香を振りまいた真凜さん、という言い方に違和感があります。色香とだけいうと妖艶な感じがふくまれ、「女の色香に溺れる」などのように使用するのでは?
    スケートで言えばロシアのトクタミシュワ選手のような。
    プログラムもスプリング・ソナタだし、本田選手の持ち味はまだ咲き初めたばかりのさわやかな色気だと思うので、言葉の使い方がそぐわない気も。

    ささいなことを言ってしまって申し訳ないのですが、これからも熱のこもった記事を楽しみにしています!

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